地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

バゴー地区の「軽便」LRBEの旅 (1)

2015-10-21 00:00:00 | ミャンマーの鉄道


 ネーピードー急行から下車すると早速待っている軽便シーン。



 LRBT 159。3両の中では一番イケメン?



 LRBT 270。デッキが片方に寄りクセのある一両。



 LRBT 285。まさにのっぺらマッチ箱。

--------------------------------------
 先日斎藤様から頂いたピィンマナ地区&パズンダウン工場のLRBE画像に触発されまして、3月に乗ったきり放置していたバゴーのメーターゲージ軽便鉄道的シーン、すなわち「ヤンゴンから一番近いLRBE・LRBT」を改めて探訪し乗った話を備忘録としてまとめておくことにしましょう。
 そもそも私とLRBEの出会いは、2年半前にヤンゴンを初訪問した際に遡ります。このときは、事前のネット調査を通じ、どうやらバゴーをはじめミャンマーの各地に怪しいトラック改造レールバスがあるらしい……ということは分かっていたものの、どうせ時刻表はよく分からないし、何と言っても念願の初ミャンマー、とりあえず名所旧跡ぐらいは押さえておこうと思いまして、ヤンゴンから日帰りでバゴーに往復した目的はもっぱら、長距離列車試乗ならびにバゴーの寝釈迦仏&仏塔見物に重点を置いていたのでした。
 ところが……ネーピードー行急行から降りてみると、西の側線には北のキハ141、東の待避線には怪しすぎるマッチ箱客車が! やがて、このマッチ箱客車を牽引する、カワイイ化け物のようなLRBEが機関区内から現れ、激しく悩殺……。記事でも激烈なコメントを頂いたのも懐かしい思い出です。
 そこで昨年の訪問時、いよいよLRBEに乗ろうと思い、又してもネーピードー急行の指定席をバゴーまで購入したものの、その日の夕方、コンピュータ支線運用にキハ52が入っているのを目撃! バゴーではLRBEを又しても見るだけで、昼過ぎにはヤンゴンに戻ってきてしまったのでした (しかしその日、キハ52は運用に入らなかったので大失敗!)。
 というわけで、三度目の正直で改めてバゴーへ! 時速60kmにスピードアップした割には軌道改良はまだまだで、思い切りケツがジャンプしまくるのを楽しんだ (?!) うえでバゴー駅に降り立ちますと……をを、早速いましたいました、可愛いマッチ箱のようなLRBTちゃんが♪ というわけで、ちまちまと形式写真など撮りつつ、LRBE様の始動を待ったのですが、仔細に眺めてみると三者三様に形態がバラバラで、LRBTはLRBTで結構奥が深いのだなぁ……と思ったのでした。LRBEのみならずLRBTについても形態を極められる方がいらっしゃるとしたら……正真正銘の神認定です (笑)!
 いっぽう、まさにこういうノリで、動力を入れた小型電車またはDCと、マッチ箱のようなデコボコ客車2~3両のフリーランス編成を作ってみたい……という気分が沸々と高まっているのですが、最近なかなか時間がないんだよなぁ~(^^;)。