地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

美濃路歩き鉄 (7) 名鉄茶所検車区

2017-11-11 00:00:00 | 都市民鉄 (中京圏)


 名鉄有数の撮影名所である犬山橋界隈にて、めくるめく名鉄電車と犬山城の絶景を楽しんだあとは、宿場町の雰囲気を今に伝える鵜沼宿(鵜沼宿駅からは少々北になります)を見物し、あとはひたすら西へ西へ、各務原市を貫く国道21号線を歩き続けます。中山道の各務原市ゾーンは基本的にロードサイド的光景や工場・住宅街の連続で、誠に面白くなく……明るい時間に歩いても仕方がないため、各務原市役所近くのビジホを予約して、暗く涼しい時間帯に強行突破したのでした。途中、工場群に埋もれたかのようにひっそり佇む三柿野駅前を通ったことが最大の印象でしょうか (汗)。
 その翌朝、まだ暗いうちに宿を出発し、新加納・高田橋・切通といった駅の南側の宿場町を眺めながらガンガン進むと、朝6時頃に東海道線をくぐり、名鉄本線の茶所駅前踏切に到着しました。



 この踏切の先から岐阜駅の南にかけてが中山道の加納宿一帯となりますが、ここに踏み込む前に折角ですので、名鉄茶所検車区の北にある人道踏切に寄り道し、茶所に集う名鉄電車を眺めつつ朝食のパンをかじることにしました。
 ところが何と……今や茶所所属の電車は3200系や3500系(それぞれ二代目)といったVVVF車ばっかり! この世代の車両は、個人的に非鉄で名鉄への興味が薄れていた頃にいつの間にか増えていたという印象が強いため、「何だかなぁ〜」という感じの眺めです (汗)。
 そんな中、6時を過ぎれば本線を行く営業列車も増え、茶所で寝ていた車両たちも次々に出庫して行きます。というわけで、踏切上でアングルを少々考えているうちにすぐ踏切が鳴る……の繰り返し (^^;)。そしてテキトーにカメラを振っていると、こういうときに限って流し撮りがドンピシャで決まるという……(笑)。結局手持ちのパンを、踏切の上でのんびりと車庫を眺めながら食すというわけには行かなかったのでした。