大津市内の東海道=中山道を歩く際における一つの楽しみは、時折京阪石山坂本線の踏切を渡る際に撮り鉄できることでしょうか。さらに、大津中心街の「札の辻」から北にほんの少々歩けば、浜大津〜三井寺の併用軌道に出ますので、ここでしばしフィーバーするも良し。そこで自ずと、浜大津界隈にさしかかると歩みも遅くなります (笑)。とりわけ、今や大津地区は塗装変更まっただ中でありますし、浜大津と坂本の駅名改称も来年に迫っていますので、地味〜に過渡期の様子を撮る楽しみがあります。
というわけで、ついに江戸日本橋から浜大津まで歩きつないだ!と思ったら、さっそく新塗装車の御登場〜! 周知の通り、京阪の新塗装は伝統的・原理主義的京阪ヲタからは疎まれているようですが (そんなことない?)、新塗装もかくも美しい塗り上がり具合となっており、京阪一般車のイメージであるグリーンも保たれていることから、そんな鬱憤は「走るんです」やAトレ三昧となってしまった首都圏のヲタからみれば贅沢極まりない話であると言えましょう。
ちなみに、去る11月中旬現在、少なくとも611+612、619+620、707+708が新塗装となっているのを確認しております。思いのほか塗装変更のペースは速いのかも知れません。また、707+708に乗ったところ、13000系のイメージに準じた車内カラーリングに変更されていました。比叡山〜琵琶湖日帰り回遊ルートのアピールに賭けた京阪の気合いの入り方を見せつけられる思いです。