既にJRE大本営発表がなされている、中央線のE257系0番台を東海道線の「踊り子」に転用する計画は、E353系の急速な増備によっていよいよ現実化し、去る7月1日から普通の「あずさ」と「かいじ」についても、約半数の運用がE353持ちとなっているようです。こうして一定数のE257を一気に離脱させた後、各地の工場に割り振って下回りの更新をはじめとしたリニューアル改造を施し、早ければ来春の改正で185系の一定数を廃車にするという算段なのでしょうか。
個人的には、E257系はデザインからしてどうでも良く (E351系はデザイン的にも、そして中山道歩きの帰りに何度も乗ったという点でも惜しく、KATOの模型をゲットしてしまいました)、むしろ185系の方が気になるところですが、世間一般のJR系ネタ鉄界の反応はそうでもないようで、去る6月末に甲州街道を歩いたところ、沿線各地にデカい三脚がぼちぼち立ち並んでいました (いや、最大のお目当ては189系N102編成か?)。
そんな中でも個人的には、いま当たり前のように走っている長野色211系の方が宜しいことに変わりはなく、裏高尾の有名撮影地を通りかかった際にも上りと下りを一本ずつシバいたのですが、他の撮り鉄は誰も211系を撮ろうとしなかったのには内心思わず笑ってしまいました。いまのJREはどう見ても直流モーター車に冷たくなり、最近211系化が終わったばかりの中央東線も、どうも長続きするものではないように思えてなりません (近郊タイプのE231が回されて来るか、E129化されるか……?)。こういう地味な車両こそ、末期になってネタ鉄が殺到する前に、少しずつ撮り貯めておくべき……というのが、113・115系引退にあたって得た重大な教訓であるはずなのですが。
そういえば、中央線115系の画像を撮ったきり、全然アップせず……(汗)。