地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

変化を続ける横浜市営地下鉄

2019-01-02 12:00:00 | 都市民鉄 (首都圏)


 毎年の年末年始には必ずと言って良いほど大きな鉄道ネタを仕込んでくる『神奈川新聞』(ネット版は『カナロコ』)によりますと、かねてから計画が云々されていた横浜市営地下鉄青線のあざみ野~新百合ヶ丘間延伸が正式決定のはこびとなるようで、開通は2030年になるとか。完成後は、小田急多摩線沿線や川崎北部から新横浜・横浜中心部への移動が革命的に良くなりますが、同時に想定されている多摩市界隈から新横浜・新幹線へのアクセス向上という点については、既に京王~横浜線ルートがありますので、果たしてどんなものでしょうか。個人的にはむしろ、新横浜周辺や横浜市北部から新宿へのアクセスが革命的に良くなることの方に注目しています。なお、新百合ヶ丘~湘南台間は、小田急の快速急行でしたらあっという間 (?) ですので、青線を通し乗るヤツはヲタと横浜市敬老パス所持者以外は皆無でしょう (笑)。



 いやはや、これまで鉄道交通網の中でイマイチ中途半端な場所であった新横浜が、東急新横浜線の出現と地下鉄青線新百合延伸によって、小田急沿線や東横沿線からの絶好アクセスを手にするわけで、東海道新幹線の客が将来一定程度リニアに流れても、ますます多くの客が新横浜を利用することになりそうな気がしますね……。あたかも、東北上越北陸新幹線が大宮で一気に混み合うのと同じように! (それほどでもないか ^^;)
 一方、そんなニュースを眼にしつつ思い出したのは……個人的に第三軌条路線趣味は薄いため、これまで青線を撮ったのは今から6年少々前 (2012年11月) の上永谷イベントだけだったということです (滝汗)。たまに湘南台~上大岡間を利用しても、「どうせ来るのは3000」ということで、全然細かい形態差なんて気にしていなかったですし……。ところが、久しぶりにこうやって画像を外付けHDから引っ張り出して来ると、意外と形態の違いは大きく、そこでウィキペディアをつらつらと眺めてみると、第一陣の3000Aは1992年登場ということで、ほぼ平成年間を通じて増備が続いているという……。そんなに古かったのか!と、腰を抜かしそうな気分です。しかも、3000Aは車齢30年を期に更新をせず廃車とし、最新鋭の3000Vに置き換えられて行くとか……。合計5種類の顔が入れ替わり立ち替わり現れる現在の青線は、意外と撮り鉄的に見て面白い路線なのだということに気付かされました。これぞ、灯台もと暗しですね (滝汗)。