地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

南海の神秘・6000系 (18年12月)

2019-01-21 00:00:00 | 都市民鉄 (近畿以西)


 関西の鉄道シーンの本当にうらやましいところは、たとえ103系が消滅寸前になってしまっても、同世代の抵抗制御車がまだまだ多数健在であることですが、その中でも最も燻し銀的な輝きを放つ象徴的存在と言えるのは、片開き4扉というThe戦後な外観を今に伝える南海6000系であると言えましょう。しかも、登場から今日まで半世紀以上経っているというのに、未だ全車現役というところが感涙ものです……。間もなく8300系 (?) への置き換えが本格化するようですが、その間際になっても8連の急行橋本行きで快走しているとは……。



 そんな6000系は、南海にとってもやはり名車の中の名車という位置づけなのでしょう。そこで、6000系の鉄コレが数年前の日冷房・銀一色バージョンに続き、冷房車・現行帯色バージョンとしてリリースされ、去る17日早朝からなんば駅での一般発売が始まっているわけですが、先行販売と合わせても4連と2連が各2500個とは少なくないか?と思いますし、通販もないとは何という酷な……。こういうときに限ってしばらく関西出張はなく、模型をいじるヒマがそもそも激減している中、鉄コレのために敢えて関西に往復するのかと問われれば、山積する仕事を後回しにしても敢えてゲットしたいというわけではなく、何とも微妙な気分でおります。困ったものです。