今回の台湾訪問における最大の狙い目は、南台湾の消え行くSP2300形=スハ44風「冷気平快」客車だったのですが、そのために屏東線を訪れたとなれば、当然さらに足を延ばして風光絶佳な南廻線・花東線の旅を楽しみ、かつこれらの超ローカル区間で辛うじて残っている藍色客車を撮ってみたいと思うのが人情というものでしょう (^O^)。青い車体に白い帯のブルートレインが消え行く運命にあるのは、日本のみならず台湾でも全く同じですので……。もちろん、車内アコモ面で両者のあいだには天地の差があることは否めませんが、やはりこの色はシブ好みな日台両国の鉄道迷にとって、心の琴線に触れるものがあるのです。
そこで、今回の屏東線撮影にあたっては、出来るだけ藍色客車を用いた南廻線の「普快車」も逃さず撮るべく、朝方の枋寮到着シーンと、午後の枋寮発車シーンに密着してみました (爆)。
枋寮に台東発の普快車352次が到着するのは8時19分。枋寮駅の2面4線のホームは南下・北上全ての列車が使用する可能性があり、どのホームに到着するかリサーチしておかなければ撮影は全く覚束ないという問題があります。また、駅舎から最も遠い2B月台 (ホーム) に到着する場合には到着後の停車シーンをうまく撮影できない (下回りが入らない) という問題もあります。そこで、駅員氏に「従台東過来的南廻線的普快車、到達幾号月台?」と訊いてみたところ、「2A月台!」とのお答え! ……というわけで、1枚目の画像を見事ゲット! (^O^) あ、もちろん変更される可能性はありますので、悪しからず……(^^;
朝の枋寮到着シーンはこうしてホームにて撮影したのですが、いったん南州での撮影に向かい、再び枋寮に戻って駅周辺をブラブラとロケハンしてみたところ……何と、駅の南東側には線路に沿って道があり、発車後大きくカーブを描きながら迫ってくる列車を実に良い雰囲気で撮影出来ることが発覚! そこで、既に蒸し暑い中を待つことしばし……ゆっくりと発車する台東行の姿をファインダーの中で追いかけながら、「藍色普通車の全盛期はこんな光景が台湾全土で見られたのだなぁ……。これほど味わい深い列車が活躍の場を狭められつつあるのは、時代の流れとはいえ勿体ないなぁ……」という感慨に耽ったのでした。
おはようございます、コメントどうもありがとうございます! 私も確かだいぶ前にコメント頂いたような……かすかな記憶がございます。いつもお楽しみ頂いているとのこと、誠にありがとうございます〜m(_ _)m
さて、台湾の旧型客車は日本の車両と並べても全く違和感がありませんので、既に私などは先日台湾で購入した藍色客車の模型とEF65PF・EF64 1000番台などを連結させた状態で本棚にディスプレイしたりしております (爆)。
そこで拝見した今回のコメント……これはまさに名案!だと思います。台湾の旧型客車はブレーキシステムも多分日本のそれと同じはずだと思われますので (植民地時代の名残ですが……)、大きな問題もなく連結可能でしょう。それに、スハ44風の客車は東急車輌や川崎重工で製造されていますので、里帰りとしても丁度良いわけで……。
JRが乗り気になるかどうかは全く分かりませんが、とにかく旧型客車のみならず12系・50系も枯渇しつつある中では、地方私鉄向けに是非……と思います。とくに大井川鉄道は、台湾の阿里山森林鉄道と姉妹提携をしておりますので……。
……な〜んていう妄想、大変恐縮ではありますが、やはり模型だけの話に終わってしまうのは勿体ないなぁ〜と思うのも事実です (^^;
たまには、吊掛式電車以外の記事にもコメントを書かせていただきます(笑)
スハ44風客車を連結した客車列車、素晴らしいですね♪
これがもし国内だったら、確実に何度も通っているところです(笑)
ただ、実際には当方、海外はおろか飛行機にすら乗ったことがない人間ですので、行けないまま終わりそうです…。
吊掛式の自強号など、他にも気になり列車はあるのですが…。
ところで、スハ44風客車ですが、個人的にはこの客車は屋根の高さ以外、国鉄の二等車、オロ42にそっくりという気がします。
両デッキ、ノーシル・ノーヘッダーに細い雨樋、客室窓が16枚並び、片隅に便所が配置されるという形態は、オロ42の生き写しという気すらします(笑)
もっとも、もしこれを『オロ42風』と言っても、あまり意味が通じないような気がしますので、やはり『スハ44風』と呼ぶのが無難だと思いますが(笑)
…この客車をぶどう色・青帯(または淡緑帯)にして、大井川鉄道の客車編成に加えたりしたら、当方は卒倒してしまうものと思われます(爆)
もちろん、元の色のままでも十二分に魅力的ではありますが。
こんばんは、コメントどうもありがとうございます!
こちらこそどうもご無沙汰しております~m(_ _)m 台湾から帰国して以来どうにもこうにも忙しく、小山の東武モニ (T_T) も秩父のウグイスも逃しているものですので、くらやみのまろさんのブログを拝見して「オヨヨ……」という気分に浸っております (爆)。
さて、台湾のスハ44風客車ですが、たしかにノーシルヘッダーなあたりはオロ42でしょうね~。車体技術的にも10系客車との連続性は強いと思いますが、むかし10系客車をナマで見たあやふやな記憶に照らして申しますと、10系客車よりは頑丈そうに見えるんですよね……。
だからこそ大井川!と思ったりもするのですが、そこで葡萄色+青or淡緑帯姿を想像してみたところ、……確かに鼻血吹き出しモノの編成美が実現しそうですね! (^^;
ただ、やはり船代が足りないのでしょうね……。
ちなみに、車内スペックはあくまで単なる回転クロスでして、決してリクライニングはしませんので、やはり個人的にはスハ44風かな、と思っています (笑)。
全くどうでも良い話ですが、私も1994年にはじめて飛行機に乗るまでは、海外旅行も含めて陸路+船に徹しておりました (笑)。それが、何とボロビルが眼下に密集する香港の啓徳空港 (昔の空港) で初めて乗って、体中が汗ビッショリになったという……(しかも日本語が全く通じないカナダ航空でした。笑)。最初に最もデンジャラスな空港を体験してしまったため、すっかり慣れっこです。台湾の余りにも濃いぃ鉄道ワールド (スハ44風は完全にヤバいですが、釣掛自強は当分残ります!) を今のうちに楽しまれるうえでも、ダマされたつもりでいずれ是非……(^^
というわけで、琴電デカ祭りのご健闘をお祈りします!