地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

美濃路歩き鉄 (3) 豪華鈍行キハ75

2017-10-06 00:00:00 | JR発足後の車両


 美濃太田所属のDCは今やキハ75とキハ25によって占められていますが、正直なところキハ75が来ると超デラックス大当たりの感が強く、キハ25 0番台で「座り心地のグレードが落ちるけど、まいっか」という気分になり、キハ25 1000番台で「アチャー!」という気分になるのは免れないところでしょう。勿論、太多線〜岐阜間であれば、キハ25 1000番台であっても、静岡地区313系と同じく、JREあたりと比べれば格別に好待遇だと思わなくもありませんが、やはり景色が宜しくローカル気分も強いところでは当たりたくないものです。



 というわけで、今や美濃大田区の受け持ちエリアでは、ときとしてキハ75とキハ25 1000番台の両者が並ぶことによる明暗を痛感させられる機会が頻繁に起こります。例えば……中山道歩きを一旦美濃太田で区切り、後日改めて中央東線鈍行〜しなのを乗り継ぎ、太多線で美濃太田に向かったときのこと (太多線も冷静に考えてみれば、未成だった中山道本線の一翼を成しています。もっとも、恵那〜御嵩間の実際のルートが余りにも山深くアップダウンが多いため、南に迂回するかたちとなっていますが)。多治見で正午過ぎの岐阜行き (3625C) に乗り換えますと、うほっ♪そこにはキハ75の姿が☆ 
 そこで、悠々余裕の座り心地と、太多線では完全に性能を持て余しまくった走りを楽しみつつ (?……否、些か欲求不満を感じつつ)、ついに木曽川鉄橋を越えて美濃太田に着いたところ、ななな何と!目の前に停車していた高山行き (4717C) はキハ25 1000番台……。しかもちょうど18きっぷシーズンの休日ということもあり、18きっぱーと外国人観光客が座席を埋め尽くし、立ち客多数のカヲスと化していました (爆)。キハ48時代であれば全員座れたものを……。
 巨大なトラベルケースを伴った外国人観光客が特急料金をケチって敢えて鈍行に乗ってくるならば、キハ25 1000番台でもちょうど良いのかも知れませんが、しかしまぁ風光明媚な区間でロングシートの「おもてなし」というのもぞっとしません (笑)。これからの時代の美濃太田機関区エリアの鈍行旅は、『普通列車編成表』の類が必携と言えましょう。

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