地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

三島駅前の専用線スイッチャーを偲ぶ

2015-07-10 00:00:00 | 貨物列車 (臨海・専用線)


 先日、下土狩駅付近で撮った御殿場線313系をアップしましたが、そのあとはまだ少々時間がありましたので、サックリと三島駅へ移動 (早歩きで15分程度で着きます)。確か2007年のダイヤ改正までに運行が終了した駅前専用線の現状を久しぶりに確認してみることにしました。運行終了の最大の理由は、専用線の持ち主たる某工場で使用する燃料を重油から天然ガスに切り換えたことによるものでしたが、重油とともに神奈臨の浮島町または千鳥町から運ばれていたエチレングリコールも、重油と運命をともにして輸送が終了したのを思い出します……(今や両駅のエチグリ荷役設備は跡形もなく更地に……T_T)。



 しかし同時に、別の運行終了理由として、三島駅の配線の関係上、先に吉原まで行ったのち折り返して三島まで運ぶという手順が面倒臭い、とにかく車扱をやりたくないというJRFの方針もあったのではないかと……。そんなことを内心モヤモヤと思いつつ、いざ肝心の廃線跡に着いてみますと、何と! 遮断機も含めて完全な形で残っているではありませんか……(右下の「続きを読む」機能をクリック)。ちょこっと再生のための整備をすれば、何時でも復活させることも可能ではないかと……。もし専用線の持ち主がその気になれば、製品出荷や薬品搬入にコキを利用するべく復活!とか……?
 とはいえ一方で、三島駅に存在しない南北自由通路を建設するため、この専用線の新幹線トンネル部分を活用するというプランもあるようで、現状では将来構想が全く決まらないからこそ、運行終了以来8年を経ても放置されているということなのかも知れません。やはり、可愛いスイッチャーがウロウロする光景を新幹線駅の目の前で拝むという、ギャップがありすぎて楽しいひとときは、二度と戻って来ることはないのでしょう。







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