地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

宮城乗物縦断 (13) 仙台地下鉄1000系

2019-11-01 00:24:00 | 地方民鉄 (東北)


 多忙の中で更新が滞っており大変恐れ入りますが、画像はそれなりにありますので、何とかアップを図って参ります。とりわけ、かねてからちまちまと「歩き鉄」してきた奥州街道・区切り打ちの旅につきましては、既に岩手県に達しているにもかかわらず、まだ宮城編が終わっていないという……(滝汗)。
 というわけで、仙台の中心街を後にして奥州街道を北上しますと、まずは青葉神社を経て仙山線の北仙台駅に達し、さらに往年の軽便鉄道・仙台鉄道沿いに北上することになりますが、しばらくの間は全く面白みのないニュータウンの大通りが続いて食傷します。それがようやく終わるのが、地下鉄八乙女駅の南西にある交差点であり、ここから旧街道は八乙女駅の真下を通って往年の七北田宿(泉中央駅の東1.5kmほど)に進みます。



 そこで、白石駅から1泊2日で歩いて来た旅を七北田宿・泉中央駅で切り上げた後は、帰りがけにちょこっと八乙女で下車し、先刻歩いたばかりの街道を見下ろしながら地下鉄南北線1000系を撮影しました。既にここで撮影したことがあり、車種も1000系だけですので、何ら新鮮味はないのかも知れませんが、まぁ記念ということで……。
 もっとも、1000系も登場から既に30年以上が経過しており、デザイン面でも確かに80年代の同世代の車両と結構近似ですね。そんなバブルの頃の雰囲気を伝える、通勤車なりに重厚さと「ナウ」さを備えた意匠がなかなか興味深いところです。とくに、丸みを帯びたドア窓とか、登場当時は東京メトロ6000・7000系と同じくキノコ型だった貫通部とか……(更新時に吹き抜けなスペースが狭められてもキノコデザインそのものは概ね残っています)。
 そろそろ世代交代という頃合かも知れませんが、次世代の車両は自ずとサスティナとかAトレとか、他社車両と共通コンセプトの車両になって行くのでしょう。そうなれば何となく寂しいものがありますね……。
 いっぽう、七北田界隈から北の奥州街道沿いは相当ニュータウン化が進んでおり、富谷市や大和町などが延伸を求めているようですが、富谷まではさておき吉岡(大和町)までは要るか?と、歩いていて正直思いました (関係者の皆様恐れ入ります ^^;)。それこそ、軽便鉄道改め普通の地方鉄道として仙台鉄道が存続していれば、ちょうど適正な輸送量が実現していたのかも知れません。

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