地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

名鉄/会津キハ8500、マレーシアへ!

2016-02-18 00:00:00 | 地方民鉄 (東北)


 東南アジアで活躍する日本中古特急車として、例えばミャンマーのキハ181やタイ・マレーシア・フィリピン・ミャンマーの14・24系客車がありますが (マレーシアに渡った車両は、乗客が少ないようで運休となってしまったようですが、その後は一体……? フィリピンはBicol Expressの復活がまだ正式には決まらないようですし、ミャンマーも低屋根豪華列車化がまだ終わらないようで……。キハ181も当面新たな運用が決まらないようですし、結局まともに毎日運行されているのはタイだけではないか! ^^;)、そんな顔ぶれの中に、まさかのまさかで名鉄/会津キハ8500が加わり、マレーシアのサバ州立鉄道に再就職することになりました。いつもお世話になっております落花生。様のブログを拝見したところ、そんな超ビックリ情報が、魅惑の新塗装掲載HPへのリンクとともに載っており、昨日の朝その記事を拝見して眠気が吹っ飛びました!!



 今から約5年9ヶ月前に会津鉄道での余り長くない歴史を終えたキハ8500は、強い期待の割には沿線環境ゆえに短命で終わってしまった車両の代表格と言えましょう……。そもそもキハ8500の優美な車体に豪華な内装、そしてどっしりとした走行は、JRCのキハ85に見劣りすることはあってはならないという名鉄のプライドを一身に体現していた感がありました。しかし、高速道路の発達の中で、名鉄~高山線ルートはうま味がなくなり、登場から約10年で廃車……。もらった先の会津鉄道でも、鳴り物入りで登場しながら結局持て余してしまい (東武~会津ルートが賑わう多客期はさておき、閑散期は超ガラガラ……。しかも軽快気動車主体の陣容の中ではハイスペックすぎ……)、登場から7年数ヶ月でAT700/750に栄光の座を譲ったことこそ悲しけれ……。
 そんなキハ8500のうち、8501+8504は栃木の保存鉄道「那珂川清流鉄道」に搬入されたわけですが (ここは今年訪れたい場所のひとつ♪)、会津下郷、そして会津若松での放置が続いたキハ8502+8503は、やがて忽然と姿を消していました。その行き先が、まさか超マニアックなことで知られるサバ州立鉄道だったとは……!
 遺憾ながらマレーシアはまだ訪れたことがないのですが、こりゃぁ~初訪問も検討課題に入れなければなりますまい (^^;
 しかしそれにしても、僅か2両だけでしたら結局、検査日ほとんど無しの酷使→短命の運命をたどるか、せいぜい週末・多客時のみの運行となるに決まっているわけで、少々「何だかなぁ~」と思わざるを得ません。あるいはまさか、気動車は1両だけで運行できることを活かして、転車台を使った単行運転をするとか……?! (だとしたらマジでメロメロ*^^*)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿