奥州街道を歩いて仙台という節目に着き、昔の仙台城下町の中心にあたる芭蕉の辻にある奥州街道の碑を撫でて感慨に耽ったあとは、打ち上げで駅前商店街の牛タン屋に入って口福の限りを感じ、後は新幹線に乗って帰るだけ……? 否、せっかく夕方の仙台駅は列車の出入りが頻繁である以上、指定席を確保した新幹線の時間が来るまで、駅撮りに興じなければなりません (笑)。
その中でも、やはり圧倒的にレア感と存在感がある存在は、阿武急8100系ということになりますので、手ぐすね引いて「さて何番線に来るのやら……」と電光掲示に注目していたのですが、えええ……行き止まり式なのはさておいて、構造物の真下で暗い3番線発着とは……。それでも、HMが装着されていることもあり、このような機会を活かさないわけには行きません。手ブレ補正の力も借りて、何とかここまで撮れたのは、最近のデジカメの恩恵と言うべきでしょう。
それにしても、扉の位置は違えども、かつての急行型電車の面影を何となく伝える車両が、東北の都・仙台から消えるのも間もなくです。その前にこうして記録できたのは、奥州街道・東北本線の古今を振り返る上で有意義なことでした。
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