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JRの全国ダイヤ改正が間近に迫り、北陸475系や中央115系など、また少しずつ国鉄型東海顔車両が勢力を減らして行くことになりますが、だからこそなおさらJRW京都地区113系をめぐる平穏な状況は奇跡にすら思えます。勿論、既に山陰線京都口の運用は陥落して久しく、草津線の運用もかなりの程度221系になっているようですが (『普通列車編成両数表』による)、京都という大都会においてフツーに113系に乗ることが出来るのは感動的です。そして、京都~山科あたりの複々線を堂々と走る姿も、113系華やかなりし時代の最後の残り香を味わうにふさわしい舞台であると言えましょう。というわけで、去る1月に京都出張したついでに、久しぶりに湖西線で撮り鉄してみたくなりまして、「こだま」で京都に到着したのち夕方の用務の時間まで撮り歩いてみました♪
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まずは京都にて113系の近江今津行きに乗り、転クロに改造されたものの相変わらずのゴツゴツと力強い走りを楽しんでおりますと、やがて車窓は右に琵琶湖の遥か遠く白銀の伊吹山を望み、左に厳冬そのものの比良山系を望み……何とも言えない絶景が広がります……! 琵琶湖をめぐる風景は、名曲「琵琶湖周航の歌」ともども非常に大好きではありますが、寒すぎて周航どころではない蒼と枯れ茶色の厳しい風景もまた湖州の四季の一面ではあるのでしょう。というわけで、テキトーなところで目星をつけて途中下車しまして、凍てついた光景に一瞬風穴を空けるかのように颯爽とやって来る抹茶色の雄姿を激写しました♪♪ とくに、N40化されておらず新造時からの二段窓を温存しているクハが先頭ですと嬉しいですが、さらに押し込みベンチレータを装備しN30化されてもいなければもうサイコー、超ガッツポーズです (笑)。まぁ、オールN40化された抹茶色編成も、恐らくフツーの鉄ヲタ的視点からは非難囂々でしょうが、個人的には思わず海坊主や河童といった言葉を思い浮かべずにはいられないものがあり、結構好きです (^^;)。
とまぁこんな感じで、すっかり湖西線は抹茶色の世界になってしまったのか……といえば、現在のところ辛うじてそうでもありません。続きは改めて……。
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