地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

社会主義日本エレクトリーチカを作る (2)

2012-06-24 00:00:00 | 超へっぽこ模型製作


 歴史すら妄想的に描き換えて製作を始めた「社会主義東 (or北) 日本」のエレクトリーチカですが、前回アップした段階では相変わらずマスクの種車である小田急2220形の雰囲気、あるいは南海的な雰囲気が非常に強く、これでは「資本主義西 (or南) 日本」から輸入した電車または技術供与を受けた電車ということになってしまいかねません (笑)。そのような展開では、折角妄想に走るというのに些かもったいないことは否めませんので、塗装に先立ちもう少々手を加えてみました (^^;)。



 具体的には……撫順FK1を製作した時点で購入してあった細い半円プラ棒を用い、社会主義計画経済的電車・客車共通アイテムともいうべき窓下の太いリブを表現してみたのですが、これで205系ボディと小田急2220顔をつなぐ一体感が大いに醸成されたように思います♪ また、2220形以後の小田急顔基本アイテムである貫通ドアの幕を埋めた次第です。さらに、ソ連やポーランドの電車を仔細に眺めた結果、正面部分にも雨樋を再現すれば、小田急的なイメージから相当遠ざかり、一層社会主義エレクトリーチカらしくなるだろう……と判断しまして、0.14mm厚・幅0.5mmのプラ線をオデコ部分から乗務員室扉にかけて貼ってみました。
 こうして下ごしらえを整えたのち、いよいよメタルプライマー塗りを経て屋根のダークグレーを吹いてみたところ……うむ、これでだいぶ社会主義エレクトリーチカらしくなって来ました (笑)。もっとも、何やら南海11001系の初期車に似ているような気もして来たのですが……(滝汗)。ここらへんはさらにダークグリーンを塗れば印象がガラッと変わるはずです、たぶん (^^;;)。

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4 コメント

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Unknown (きえふにいさん)
2012-06-24 00:28:33
おっとっとさま、こんばんは!
いい感じです! 計画経済とかCOMECONの香りがしてきました。あとは、ダークグリーンとか緑と水色塗り分けなど(でも、クリームに茶色のレトロ塗り分けもありですね)にすれば、もう「日本ソビエト社会主義共和国(イポンスカヤ・サヴェーツカヤ・サツィアリスチーチェスカヤ・レスプブリカ:ЯССР)」のメトロになりますねー。星か鎌とハンマーの紋章がほしいですね~。

それにしても、ЯССРだのЯНР(イポンスカヤ・ナロードナヤ・レスプブリカ:日本人民共和国)だの、ЯДР(イポンスカヤ・デモクラチーチェスカヤ・レスプブリカ:日本民主共和国)なんていう、名前は素敵そうでもグロテスクな国家体制が実現しなくてよかったなあ(苦笑)。
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Unknown (おっとっと)
2012-06-24 21:39:45
>きえふにいさんさま
 こんばんは、コメントどうもありがとうございます!
 やはり窓下の太いリブが良い感じに計画経済っぽさにつながりました (笑)。とりあえずアジアでソヴィエトを冠した実例としては、中国共産党が江西省の山奥に立てこもった「中華ソヴィエト共和国」ぐらいしかありませんので、一応無難に日本社会主義人民共和国ЯСНР、または日本人民共和国ЯНРぐらいが良いかな、と思っております。ヤー・エヌ・エルでしたら、何となくJNRみたいですし (笑)。国章は富士山と瑞穂と旭日、そして上に星と下に歯車を配して決まりでしょう (爆)。
まぁ、いずれにしてもこんなことにならなくて本当に幸いな限りですが、とりあえずこの車体には社会主義的な塗装のみならず、社会主義体制崩壊後or市場経済移行後のカラフルな塗装を塗るのもありだったりします。というわけで、「ブルジョアの軍門に下ったバージョン (笑)」も製作してみたい誘惑にも駆られますが、まずはクリームに茶色とか、クリームに臙脂色といったシブいツートンカラーも似合いそうですね。ソ連→ロシアの地下鉄に見られるダークグリーン+緑+水色は、ちょっと個人的にはイマイチセンスのツボに入らないかな?と思っております(それよりはハワイアンブルー+白帯+ダークグリーンの北朝鮮罐色の方が好きだったりします ^^;)。
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Unknown (イヌ101)
2012-06-24 22:08:29
すばらしい!雨樋だけだとまるっきり南海11001系ですが、窓下のリブが効いていて、社会主義計画経済的電車以外、どこの何にも似てないような、いや、待てよ、それこそ西日本帝国から1台盗んだ7101系を不法コピー、顔だけは技術不足で2世代前の11001に似ざるを得なかった出来そこないの南海電車にもやっぱり見えてしまうような(笑)・・。これでダークグリーンだと余計に今度は南海2001系の時代にも遡るという・・(汗)・・・。
本当に今後の展開を楽しみにいたしております!
あと、リンクをいただくなんて不相応な光栄にあずかりましたこと、この場を借りてお礼申し上げさせてくださいませ。
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Unknown (おっとっと)
2012-06-26 12:22:07
>イヌ101さま
 こんにちは、コメントどうもありがとうございます!
 いえいえ、こちらこそ怒濤の勢いで模型ネタをアップされている貴ブログを楽しみにしておりますので、是非ご紹介させて頂こうと思った次第です~。
 さてこの怪しいフリーランス……やはりどうやっても南海電車に行き着いてしまうのが何とも不思議なところですが (笑)、その分だけ南海の電車が実は電車のオーソドックスなスタイルに最も忠実だからなのだろうと思わなくもありません。最近鉄コレとマイクロから堰を切ったように様々なモデルがリリースされ、どれもかなり速いペースで売り切れて行くようですので、それは実は多くのファンが地味でも均整のとれた車両に飢えていることのあらわれではないか……と想像しています。
 もちろん、現実の社会主義国のように、全ての車両が決まり切ったオーソドックスなデザインとなってしまっても面白くありませんし、ロシアや中国で計画経済時代のボロい車両への趣味的関心が高まっているのも、ここ20年来随分と垢抜けた車両が増えてしまった結果だと思われますので (笑)。何事も選択肢があって多様な中でこそはじめてボロも光るということなのかも知れません (^^;
 そんなこんなで製作が進むこのフリーランス電車ですが、ここまで形になるとその先を一刻も早く見たくなるというのが人情ですので (笑)、既に製作の最終段階に入りつつあります。近いうちに完成シーンをお目にかけることが出来ると思いますのでお楽しみに……。
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