長い長い山の道を抜けて美濃の平地に出て来た中山道。最初に名鉄6000ワンマン車が機織りをする御嵩界隈を眺め、明智駅の北1km少々のところで八百津線の廃線跡 (サイクリングロード化) を横切ったあとは、しばらく台地の上を進んで国道21号線のトラックに悩まされ、イイ加減イヤになったところで再び旧道へ。すると出会うことになるのが、可児~美濃川合間の太多線です。ケータイで時刻表を調べてみたところ、10分少々で岐阜行きが来るようですので、「何が来るかなぁ~」とガラポンくじ気分で待っていたところ、キハ25 0 (100) 番台が猛スピードで駆け下って来ました。
周知の通り、キハ25の0 (トイレ無し100) 番台は、伊勢神宮の式年遷宮に伴う「快速みえ」の増結に駆り出された武豊線キハ75の不足分を補うために製造され、313系と余りにもそっくりな姿に驚かされたものです (実際に乗ってみるとエンジンが唸って改めてびっくり ^^;)。もっとも、屋根やドア隅の煤汚れで、電車とは全く別物であることが一目瞭然でしたが……(笑)。その後、武豊線電化で全車余剰となった結果、キハ75ともども美濃太田に転じ、新造分のロングシート1000 (1100) 番台と合わせて、キハ11とキハ40系列をミャンマーへと追いやったものです。
そんなキハ25、転換クロスシートということで、0番台は主に高山線の山岳区間に入り、太多線~岐阜間の低地区間の運用は1000番台がメインなのだろうかと思いきや、意外とここら辺はアバウトなようで、太多・高山線の全線にわたって、何が来るかは運用表を知る者のみが把握するガラポンくじ状態となっているようです。0番台は5編成であるのに対し、1000番台は9編成ということで、ロングが来る確率の方がはるかに高いことは言うまでもありませんが、後日、そのことが引き起こす悲劇を見てしまったのでした……(笑・つづく)。
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