地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

第六ジャカルタ炎鉄録 (15) 都営6271F

2015-03-27 00:00:00 | インドネシアの鉄道


 昨日は、いつもお世話になっておりますKuching様のお声がけのもと、『JABODETABEK COMMUTERS NEWS』の管理人でおられるパクアン急行様の一時ご帰国、ならびにインドネシアにおける鉄道趣味界の将来を担うであろう逸材にして日本の鉄道事情にも深い関心を寄せるAdam君の初訪日を歓迎する宴が都内某所のインドネシア料理店にて開催されまして、いつものことながらインドネシア・東南アジア鉄事情に通暁されておられる多士済々の面々が参集し、あんな路線や車両のこんな動向をめぐって大いに放談しまくるというという大盛会となりました! 私自身はと申しますと、先々週に訪ねたミャンマーとタイにおける今年の最新事情の印象が余りにも強烈で、昨年8月に訪れたばかりのジャカルタの風景が何処かにすっ飛んでしまっていたものですが (笑)、先月末の落花生。様一時ご帰国歓迎の宴で大いに論じまくったジャカルタ鉄事情の今後が改めて脳内でグルグル動き始め、とはいえ一方では横浜港・川崎港・名古屋港へと相次いで搬入されたディーゼルカーのことも気になり、心は千々に乱れまくった状態……(^^;;)。嗚呼!このわけの分からんカヲスぶりこそが、日本と東南アジアを股にかけた鉄ヲタ活動の魅力というものなのですね……! そして宴席上では、パクアン急行様から最高にマニアックなブツをお引き取りしたほか (新たに私自身を苦悶の喜悦に突き落とすであろうその詳細はまた改めて)、訪日を楽しむAdam君の表情に初々しさ (?) を感じるなど、まぁとにかくてんこ盛りなひとときでした。ご参加の皆様にはどうもお世話になりました!!



 というわけで、昨年8月に撮影したネタの続き。ここしばらくは、205系激増の陰で相次いで離脱した都営6000系につきまして、約15年来の活躍、ならびにジャカルタにおける日本中古冷房車大繁栄の礎を築いた偉大なる功績を労う意味を込めまして、形態別にアップを続けて参りましたが、今回でひとまず都営6000系は打ち止め。その最後を飾るのは、既にアップした6281Fと並ぶもう1本の戸袋窓無し後期編成である6271Fです~。6271Fと6281F、基本的にはほとんど違いらしい違いはないのですが、インドネシアならではのいじり具合の違いを挙げるとすれば……6271FにはKAIシンボルマークのステッカーが何故か貼られていません。そして行き先幕部分につきましても、6281FはKAIマークが貼られているのに対し、6271Fは現地幕が残存した状態となっています。幕の窓が黒ずんで、極めて不明瞭かも知れませんが、1枚目の画像では「TNH. ABANG」、2枚目の画像では「JATINEGARA」と表示されているという……♪ しかし、正直分かりづらいですね、スミマセン。私自身もレタッチしている際に初めて「幕がまだ生きている!」と気づきましたので……(笑)。
 それはさておき、来月にも旅客営業を再開するナンボ線が、何と環状線からの8連直通列車で一日数本のみ運転という過疎ダイヤでスタートすると伝えられる中、結局都営6000の6連が起用される見込みは薄いとか……。というわけで、離脱して久しく、8連がたまに走っても依然予備車扱いという都営6000が、果たして本格的に復活するのか否か……極めて微妙な状況が続いているようです。個人的にみたところ、6271・6281Fといった後期型6連は状態が良く、とりわけ (以前記すのを忘れてしまいましたが) 6281Fはクーラー換装・車内アコモ全面再整備を受け、夢のようにクーラーキンキンで快適な車内となっていましたので、このまま離脱というのは余りにも勿体なさ過ぎます……。日本では熊本6000系の鉄コレ化が決まり、何となく史上初の都営6000系ブームが訪れそうな気配が感じられる中 (有り得ない? ^^;)、何とかジャカルタの都営6000も205系に負けず引き続きの奮起を期待したいものです……。


 ホント、「これがジャカルタの都営6000かよ!」と腰を抜かすほどの強烈なクーラーに歓喜を覚え、美しい内装にも「2009年の初訪問時の酷使・荒廃ぶりとは隔世の感……」と惚れ惚れ。僅かな期間、営業運転に供したのみで、早々に離脱させてしまうとは……何という勿体なさ! まぁ、投入から僅か2~3ヶ月で完全離脱してしまったHolec ACよりはマシなのかも知れませんが。

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