相鉄といえば……会社創立90周年を記念して発売された旧6000系鉄コレが大いにウケたためか、約2年4ヶ月前には5000系さよならイベントに合わせて旧6000系旧塗装バージョンの鉄コレも発売されたものです。私は新旧塗装の過渡期 (「新」と記しながら、その黄緑ベース塗装も過去のものとなってしまいましたが……) に初めて相鉄に乗り、旧塗装の何とも言えない地味~~な存在感に幼心ながら圧倒されたものですので、これは何としてでもゲットしなければ!!と決意を固め、底冷えの二俣川駅に朝6時台から並んだのも懐かしい思い出。しかし、復活旧塗装が記憶に新しい新6000系と異なり、旧6000系の旧塗装は1970年代に消えたことから、今ひとつ鉄コレコレクター層への訴求力は弱かったようで、その後も長らく相鉄の窓口「Greenぽけっと」にて発売され続けて今日に至っています。
しかし……相鉄がいつまでも鉄コレの不良在庫を抱え込んでしまうとなると、「鉄コレ商法は割に合わない」という経営判断となってしまいかねず、「是非2100・5100or5000 (5050)・7000といった昭和アルミカー陣営も鉄コレでリリースよろしく!」と熱望している沿線民としては忸怩たるものを感じずにはいられません。まぁ、マイクロから出るということでも別に構いませんが、かくも相鉄ファンの心を熱くたぎらせる車両陣について、GM201系キットから「タイプ」として作るしかないという現状は誠に遺憾なものがあります……(未だ作っていない ^^;)。
というわけで、次が欲しければ自分で買い込み、「Greenぽけっと」の在庫を僅かながらでも減らすしかない……と思った私。ピーンとひらめいて買い増したブツを開封後すぐにバラバラに解体し、車体をそのままシンナー池にドボン! 「もしも旧6000系が今日まで大切に使われ続け、相鉄ホールディングス新CI塗装に変更されるとしたらどんな感じになるのか?」という妄想を全開にしてみました (^^;;;)。
まぁ基本的には、新7000・8000・9000系の新塗装を基本に、旧6000系の昭和気質炸裂なデザインに沿うべく、正面の塗り分けに黄緑塗装のそれを踏襲したに過ぎません (笑)。ただ、いくつかの難問が……。第一点は、大面積のベースとして相当程度印象を左右するホワイトをどうするのか?ということ。GMの東武ホワイトでは白過ぎ、僅かにグレーブルーがかった実際の雰囲気を再現するにはほど遠いものがあります。かといって、灰白色系を使うとすればグレーが立ってしまい、かなり暗い雰囲気となってしまいます。そこで新宿or横浜ヨドの缶スプレー売り場にて、様々な蓋の色を比較検討した末に、タミヤ軍用カラーの「インシグニアホワイト」をチョイス。これがなかなか美味く決まりました♪ 隠蔽力がそこそこ高く、上からマスキングテープを貼っても剥がれにくいという特性も分かりましたので、今後Myフリーランスでも活用して行きたい色ですね……。ブルーはタミヤのフレンチブルーを、オレンジはGMの近鉄オレンジを選んでみましたが、オレンジはもう少し彩度がある方が良かったかな……と (^^;→黄柑色でも問題ないかも)。もう一点の難問は……マスキング面倒臭すぎ! (滝汗)。正面のカーブが……(爆)。
しかし、そんな右往左往や格闘を経て、仕上げにインレタとステッカーを貼り、クハ6500の正面に幌パーツを取り付けてみますと……うぉぉっ!何なのでしょう!このカッコ良さは! (*^^*) その雰囲気をさらに盛り上げるため、パンタは今風にTOMIXのシングルアームパンタ (PT-7113-B) を載せ、集中クーラーを装備させましたが……何だか違和感が。慧眼な方は既にお分かりかと存じますが、実写の画像やマイクロの6000系冷房車模型と比較してみますと、単純にAU75を載せるだけでは全然ダメであることが分かります (超滝汗)。そこでGMストアにて、近似的な形状のクーラーパーツはないものか?と物色した結果、京急1000形集中クーラーでまぁ良かろうという結論に。それでも排気口の形状などが異なりますが……。1枚目画像のクハ6500には既に京急クーラーを載せてあり、2枚目画像のモハ6000もこの画像を撮影したのちすぐに京急クーラー搭載屋根に交換、この屋根板に載っているAU75は速攻で切除したのですが 、一部のガラベンを切除して穴埋めする屋根加工もかなり面倒 (^^;)。この妄想新塗装、最終的に6両編成とする目論見ですが、相当ちまちました作業の連続ですので、果たして何時出来上がるのか…… (^^;;;)。
あ、そういえば、この加工を真似したい方は営利目的にならない範囲でどうぞご自由に……(って、いないか ^^;)。そもそも意匠権は相鉄にあるはずですので……。
亀カキコ失礼いたします。あー、これはなんだかカッコイイ。相鉄に関してはほんとうに知識がない(乗ったことはあるのですが、ほとんどが海老名停車中の小田急車内から見るだけ)私ですが、新旧6000系のない相鉄というのはとても違和感がありまして(脳内が平成ヒトケタで止まっています)。そうそう、相鉄の裾の広がっていないアルミカーはGM201系から改造せよ、と昔から指定されていますよね。面倒くさそうなだなー。そういえば、1980年代に『鉄道模型趣味』誌上で新6000系のほほえみ号を作った方を見た記憶がありますが、筆者は苦労して裾のふくらみを1両ずつ手で加工し、筆でペイントしていた記憶があります。少年心に「すげえ!」と感心したものです。
さて、旧6000系妄想新塗装はカッコイイですね。違和感がない! といいますか、いまこそこんな電車を見てみたいですね。西武ファン・秩父党の前パン好きとしては、西武や秩父のように「冷房改造で集電能力を増強するために2パンタ化しちゃいました」的ストーリーもアリです。でも、相鉄の電車は前パンにならないですねー(笑)。
実在したラッピング車が商業ルートでリリースされるご時世ということで、標準塗装とは異なる色を塗る楽しみ (?) は妄想フリーランスにこそ……という感じかも知れませんが、今回の旧6000系妄想新塗装バージョンはホントに個人的に「してやったり」の一品です (*^^*)。まさか、かしわ台に保存されているモハ6001がこんな色になろうはずもありませんが……現役の7000系のうち1編成くらいはこんな感じの新塗装にならないかな~というのも見果てぬ夢です (爆)。
ちなみに、相鉄の前パンは半鋼製釣掛時代には多数ありましたが、2000系 (17m半鋼製)・3000系 (ロクサン割り当て車) が昭和30年代末から40年代に2100・3010へと車体が更新された後は、長らくモニ2000 (2000系の残党である入換&検測車) のみとなっていました。モニ2000の代替として7000系を改造したモヤ700が前パンになったのは何かの因果かも知れませんが、他の車両は今後も前パンにはならないでしょうね (笑)。
おはようございます、コメントどうもありがとうございます!
神奈川県民がなかなか西武のお世話にならないのと同じく、非神奈川県民が神奈川県限定の鉄道である相鉄についてほとんどピンと来ないのはやむを得ないところでしょう~。何せ、相模を「相撲」と呼んでしまう人々が世の中には多いくらいですし (笑)、相鉄ネタを気合い十分でアップすると地方のローカル民鉄ネタをアップしたときと比べて必ずアクセス数が低下するという有様です (爆)。ま、だからこそ沿線のファンは、独自技術の個性派揃いである相鉄の電車をのんびり・まったりと撮影出来るのですけどね……(^_^)。
むかし図鑑でご覧になって固定観念として植え付けられた車両が新旧6000系であるとすれば、8000系や9000系が大所帯として闊歩し、そこに「走るんです」軍団が急激に (?) 増えている相鉄の現状は確かに眼が点モノかも知れません。でも、8000・9000系のデザインまでは辛うじて新6000系的なセンスも感じられたりしますし、何よりも相鉄が直角カルダンにこだわって作った最後の逸品であったりします (VVVFの直角カルダン駆動は全国でここだけ!)。
さて模型についてですが……ほほえみ号の筆描き自作なんてアンビリーバボーなご苦労ですね!! (@o@) 最近でしたら模型雑誌を見ておりますとたまに、真横から撮影した車体ラッピングをデカール化してN模型に貼った実例が掲載されていますので、つくづくデジタル技術の進歩はオソロシイ (この場合は良い意味で) と思いますね……。そのうちマイクロあたりから、「懐かしのほほえみ号」と銘打って発売されるだろうと勘繰っているのですが……(様々なラッピング車が模型で呆気なく手に入りやすくなったという点では、マイクロエースの存在感は非常にデカいものがあると思うのです。たとえ○リ○ケツという悪評が立とうとも・・・^^;;)。