暦は既に師走……だいぶ前に撮った画像が全然未アップのまま放置されていることに、時間の流れ方の凄まじさを思うばかりです (滝汗)。備忘録であることを旨とする当ブログとしてもこれは危機的……。というわけで、季節ハズレも何のその、落ち葉の季節に新緑の福井を訪ねた記録をアップです (^^;)。
さて、えちぜん鉄道塗装が最高に似合っているJRC119系改め7000系は、三国芦原線の平坦地を青空バックに走る姿が非常に映えて見えます。しかし、如何せんもともとは、雪の山を望みながら谷沿いを走っていた電車であるだけに、勝山永平寺線を走っている方がより一層119系らしいと思うのは私だけでしょうか。
そこで、三国芦原線のラッシュアワーを撮り終えた後は、福井口から山峡へと分け入り、美しい新緑に包まれた九頭竜川沿いを走る7000系を激写してみました♪ いや~予想通り、昔ながらの小駅の雰囲気にも、防風林を背負った山家が佇む風景にも、実に良く馴染んでいるような気がします♪
そんな中、車内にビデオ再生機能を備えた7005Fが、土曜休日&学校休み期間限定の臨時快速「きょうりゅう電車」としてやって来ました。側面の容易に着脱可能な大看板といい、公式HPで目にすることが出来る車内ビジョンやボックスシートカバーといい、えちぜん鉄道なりに恐竜博物館への観光電車として気合いが入りまくった存在であることがビンビンに伝わって来ますし、下り朝イチのサンダバとの接続にも配慮したダイヤであるだけに、それなりに家族連れの利用に便利な列車なのかも知れませんが、如何せん……クルマ王国の哀しさか、関西圏での知名度の無さのためか、お世辞にも賑わっている車内であるとは言えなかったことこそ悲しけれ……。将来の知名度アップによる千客万来に期待しましょう。
そんなこんなで、福井口への帰りにはいよいよ7000系に初乗車♪ いやはや……本当に不可思議な電車です、これは! 起動時には明確にVVVFの変調音が車内に響きまくるのですが、ある程度スピードが出ると(大体時速20km前後?)、急激に聞き覚えのある国電サウンドに早変わり♪♪ 電気機関車や海外の電車にはVVVF釣掛というマニアックな世界がありますが、何やらそれに近いノリ……VVVF昭和30年代抵抗制御車(何たる語義矛盾!)という感じです (^^;)。そして、モケットこそえち鉄柄に変更され、トイレも撤去されて空洞になっているものの、車内の雰囲気は見事なまでに飯田線時代そのままです! というわけで、閑散時の日中、勝山永平寺線でこれに当たり、九頭竜川側のボックスシートにもたれかかって片道約1時間の旅をすることは、国鉄型電車がますます激減に向かうこれからの時代における鉄道旅の珠玉の1シーンになるであろうと断言いたします! もっとも、日中は6100系の単行が多い中、7000系2連に当たること自体がちょっとしたギャンブルであるわけですが……(汗)。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます