地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

少数派になりつつある関鉄KaNaC色

2016-11-21 12:00:00 | 地方民鉄 (関鉄系)


 去る3日に久しぶりに撮り鉄した関東鉄道、最近の度重なるキハ5000の増備により、日中は基本的にキハ2100~2400、及びキハ5000といった新系列DCで運用されるようになりましたが、そんな中で変化も一応着々と進行中……。パッと見で従来のKaNaC塗装は半分以下になったかな?という印象です。



 KaNaCとは、京成グループバスの統一ロゴであり、その意味するところはWikipediaで説かれていますのでご参照頂きたいのですが、このロゴに合わせて共通の塗装も採用されていたものです。しかし最近は、親会社の京成からして独自の塗装に移行しており、新系列ディーゼルカーにこの塗装を採用していた関鉄も止めつつあるということで、徐々に昔話の中の塗装になって行くのでしょうか。
 しかし個人的には、バスはさておき鉄道車両にはイマイチだと思っておりますので、多分最後の1編成or1両になっても葬式鉄の殺到はないものと予想しています (^^;)。

第八ジャカルタ炎鉄録 (12) メトロ6000系4次車

2016-11-20 00:00:00 | インドネシアの鉄道


 VVVF車も含め、ジャカルタは205とメトロ6000の両巨頭時代へ。



 6123F。白ナンバーで細白帯。



 6125F。黒ナンバーで細白帯。



 6126F。白ナンバーで太白帯。

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 ここのところ仕事が集中しすぎて更新の間隔が開いてしまい、いつもご覧頂いている方には申し訳ございません。
 そうこうしている内に、ジャカルタの離脱済み冷房車のチカウム送りが再開され、東海色のまま長期間放置されていた103系8両がその皮切りとなりました (パクアン急行様のブログによる)。続々と千代田線6000系を入れる以上、場所を空けなければならないということでしょう。そういえば、代々木上原で6000系を見かける機会も滅多になくなりました……。
 というわけで、ジャカルタのメトロ6000系のうち、電機子チョッパ4次車の画像をアップしておきます。アルミ車のラッピングは着実に減っており、撮る意欲は昨年と比べて俄然高まりました (笑)。なお、6127Fはまた改めて……。


那珂川清流鉄道初訪問 (4) 木曽の酒井C4

2016-11-15 12:00:00 | 保存・園内・特殊車両


 最近神保町の書泉を訪れますと、ネコ・パブリッシングのハードカバー豪華本在庫処分セールが何気に行われており、以前発売時に即購入した『私鉄買収国電』が鉄道雑誌1冊分よりも安く購入出来るという事実に愕然としたものです (もう1冊買おうか……とすら思った次第)。しかし一方、欲しいと思いつつも余りの高価さに尻込みしていた『木曽谷の森林鉄道』や『内燃動車発達史』を破格の出血価格でゲットできて満足満足……(^o^)。
 そこで『木曽谷の森林鉄道』をつらつら眺めてみますと、鬱蒼とした木曽谷の森に縦横無尽に軌道が張り巡らされ、なかば無数とすら思えるほどの大量かつ多様な機関車やモーターカーが駆け巡っていた光景に悩殺されます。これは……まさにミャンマーのLRBE的世界ではないかと……(普通逆だろ?と ^^; しかし哀しい哉、私は既に森林鉄道同時代人ではないのです)。



 というわけで、去る黄金週間に初めて訪れた那珂川清流鉄道にて、そんな木曽谷の無煙化時代に君臨した主力の中の主力という酒井製C4型機関車=DBT10形の133号機を激写していたのを思い出しました (^^;)。片方のエンドは如何にも昭和30年代的な湘南型2枚窓、反対側はこの手の凸型スイッチャーや小型機関車にしては破格の、曲線をも意識した優美なスタイルということで、一目見た瞬間完全に悩殺されてしまいまして (笑)、それこそしゃぶるように様々な角度から撮影……(*^^*)。当面ワックスを粗く塗った跡が浮いているのは少々イマイチですが、とにかく整備&塗装を終えて間もない状態とのことで、スタッフの方も「あれ、可愛いでしょう~。我々としてもお気に入りの車両なんですよ♪」と仰っていました。
 体験運転に日常的に供されるのは別の車両のようで、まだこの車両は本調子ではないとのこと。というわけで、希望してもこの車両を運転出来るとは限らないのかも知れませんが、そのうち是非、屋根の無い青空の下・緑バックで撮影したいものだ……と思います。

名鉄3300系の新旧色離合を撮る

2016-11-14 00:00:00 | 都市民鉄 (中京圏)


 先月発売のRP誌掲載・名鉄車両事情をさらに細かく読んでみますと、名鉄は2009年度に5000系を24両用意したのを最後に、2014年度までしばらく瀬戸線4000系の新造に集中していたものの、何といつの間にか瀬戸線が4000系でほぼ統一されてしまい (+当面喜多山駅周辺高架化工事に伴う所要編成増で3300系1編成も)、昨年度からようやく久しぶりに本線系の車両置き換えが再開されたのだとか。何とも極端な話ですが……それだけ瀬戸線がドル箱で、栄直結の住宅街として開発が未だ進行中ということなのでしょう。ともあれ、ようやく昨年度から汎用車の新造を再開したといっても、2008年度までと同じ3150/3300系であり、全くモデルチェンジした新車ではないというのは些かヘンな話ですが、それだけ3150/3300系の完成度が高いのかも知れません。



 そんな3300系、去る7月に某有名撮影地駅にて構えていたところ、何と目の前で離合……。島式ホームの先端が余り広くないため、結構コワいと申しますか、余りにもダイナミックな一瞬であったのですが、本数が決して多いとは言えない3300系の新旧カラーが目の前でブッチギリの離合を繰り広げる光景は、これはこれで記録として余りにも良すぎるものがあります (笑)。
 しかしまぁ、こうして並べてみますと、イメチェン車が如何に名鉄っぽく、登場時姿が如何に味気なく名鉄っぽくないか、激しく痛感せずにはいられません……(^^;)。特急「北アルプス」を除いて全車両が赤く、特急専用編成のみ白帯が入っていた1980年代前半に初めて名鉄を訪れた私にとって、やはり名鉄と言えばスカーレット! 京急の最新1600/1800番台がラッピングで赤白ツートンになったのもそうですが、やはり名鉄とあらばスカーレットで攻めてきて欲しいものです☆ 

大阪圏103系の落日 (1) Power Roop

2016-11-12 12:00:00 | 国鉄型車両


 国鉄終焉30周年をあと約4ヶ月半後に控え、各地でいよいよ国鉄型車両の淘汰が加速しつつあるという印象があるのですが、長年103系の牙城であり続けた大阪圏から103系が消える日は、間違いなく「国鉄終焉30年超」を強く印象づけられる歴史的画期となることでしょう。勿論、今のところはまだ森ノ宮・日根野・奈良ともに103系の残党が走っていますが、阪和線への225系の投入は加速し、奈良の103系4+4の環状線直通運用も9月末を最後に消滅……。323系の本格増備開始を控え、今はまさに、それなりに103系に遭遇できる最後のひとときであると言えましょう。
 というわけで約2ヶ月前、京都出張のついでに、購入ほやほやのEOS 5D MarkⅣの試し撮りを兼ねて、半日ほど103系にどっぷりと浸るひとときを過ごしました。今さらのアップ開始ですが……(^^;



 その一発目は「OSAKA POWER LOOP」ラッピングを纏った森ノ宮の8連~。撮ろう撮ろうと思いながらもなかなか遭遇出来なかったこの編成、何も期待せずにとりあえずホーム先端に立ってみると、大体そういうときにネタな編成が姿を現す……という経験則通りにやって来ました (笑)。そこで、勿論気合いを入れて激写したことは言うまでもありませんが、説明書も読まずに直感でEOS 5D MarkⅣをいじろうとしても個人好みのカスタム設定をするのを忘れており、「そうだしまった!……しかしカスタム設定の種類多すぎ!説明書は自宅!……とりあえずデフォルト設定で撮るしかない……」とワタワタしてしまったことこそ口惜しけれ (滝汗)。
 それにしてもこのようなラッピング編成、10年以上前でしたら「えぇぇ……マジかよラッピング……うぜぇ……折角の103系に余計なことするなよ……」と思ったに違いありません。しかし今や、この程度のラッピングでしたら十分Welcomeになってしまったのは、約10年間の鉄道界に起こった変化が余りにも大きかったためであるのかも知れません。