国鉄終焉30周年をあと約4ヶ月半後に控え、各地でいよいよ国鉄型車両の淘汰が加速しつつあるという印象があるのですが、長年103系の牙城であり続けた大阪圏から103系が消える日は、間違いなく「国鉄終焉30年超」を強く印象づけられる歴史的画期となることでしょう。勿論、今のところはまだ森ノ宮・日根野・奈良ともに103系の残党が走っていますが、阪和線への225系の投入は加速し、奈良の103系4+4の環状線直通運用も9月末を最後に消滅……。323系の本格増備開始を控え、今はまさに、それなりに103系に遭遇できる最後のひとときであると言えましょう。
というわけで約2ヶ月前、京都出張のついでに、購入ほやほやのEOS 5D MarkⅣの試し撮りを兼ねて、半日ほど103系にどっぷりと浸るひとときを過ごしました。今さらのアップ開始ですが……(^^;
その一発目は「OSAKA POWER LOOP」ラッピングを纏った森ノ宮の8連~。撮ろう撮ろうと思いながらもなかなか遭遇出来なかったこの編成、何も期待せずにとりあえずホーム先端に立ってみると、大体そういうときにネタな編成が姿を現す……という経験則通りにやって来ました (笑)。そこで、勿論気合いを入れて激写したことは言うまでもありませんが、説明書も読まずに直感でEOS 5D MarkⅣをいじろうとしても個人好みのカスタム設定をするのを忘れており、「そうだしまった!……しかしカスタム設定の種類多すぎ!説明書は自宅!……とりあえずデフォルト設定で撮るしかない……」とワタワタしてしまったことこそ口惜しけれ (滝汗)。
それにしてもこのようなラッピング編成、10年以上前でしたら「えぇぇ……マジかよラッピング……うぜぇ……折角の103系に余計なことするなよ……」と思ったに違いありません。しかし今や、この程度のラッピングでしたら十分Welcomeになってしまったのは、約10年間の鉄道界に起こった変化が余りにも大きかったためであるのかも知れません。