地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

長野国鉄物語2018春 (4) しな鉄標準色

2018-11-18 00:00:00 | 地方民鉄 (甲信)


 東日本最後の115系の巣窟となったしな鉄所属115系の複数編成に、国鉄・JR歴代の長野地区名塗装を塗るという、まさに115系の偉大なる時代の最後を締めくくるかのような試みは、多くのヲタの注目を集めつつありますが、ここに来てまた一本取られました。全国各地の鉄道会社と交流協定を結びまくっている台鉄が、この度しな鉄とも提携したようですが、その理由がしな鉄・台鉄西部幹線両方に存在する「田中駅」というのがミソ……。そこでついでに、「信濃追分」と台鉄の「追分」も如何?と思います。信濃追分の方は中山道と北国街道の分岐であり、台鉄の追分は海線と山線の分岐であるという点で、道路か鉄道かという違いはありますが、分岐=追分であることには変わりませんので。(分岐を追分と呼ぶのはモロに日本統治時代のネーミングです)



 をっと閑話休題。そしてしな鉄では、そんな提携を記念して、115系にEMU100〜300の自強号塗装を塗ったとは!! 既に試運転シーンの画像がネット上にありますが、こ……これは格好良すぎるぅぅぅぅぅ〜! 特に正面の塗り分けが絶妙だという印象があります。今後TOMIXあたりからN化されれば、絶対に2本購入して6連にしたいよなぁ……と (^^;;)。
 もしかするとこの調子で、しな鉄115系はもっと様々な塗装に化けて行くのかも知れません。すると、標準塗装の方が少数派になる……ということは、編成数がそこそこ多いだけに、さすがに有り得ないでしょうか。
 とはいえ個人的には、この標準塗装も115・169系にはよく似合う傑作であると思います。今後E129系への置き換えが進む中で、特別塗装編成の廃車は後回しとなり、標準塗装編成から廃車となるという可能性もありますので (考えすぎ?)、標準塗装も着実に撮り貯めておくに越したことはなさそうです。

墨東東武散歩2017夏 (7) 緑のクレしん

2018-11-16 20:41:00 | 大手民鉄 (東武)


 昨日は大手町から田都の各停に乗り、車内でのんびりPCで仕事をしながら帰宅していたところ (※)、あ〜あ、梶が谷での人身事故にひっかかってしまいました。運行再開を待っている間に仕事は捗り、かつ乗った車両も東武50050の後期車でしたので、座り心地上々にして全く疲れもしなかったのは良かったですが、もしこれがダメトロ8000や08だったとしたらぞっとしますな! (メトロ8000は、かつては事実上7人がけを6人で使用し「グリーン車気分」でしたが、拷問のような座席間パーティション棒が設置されて一人当たり専有面積が激狭になって以来、「ダメトロ」に格下げ!爆)
 しかしまぁ、梶が谷には待避線もあるのですから、これを使って梶が谷通過扱いによる運行再開という技は使えないものでしょうか? 何があっても各停は必ず各停として運行するべきという国交省通達でもあるのでしょうか (勝手な推測)。



 それはさておき、そんな東武50050の車内には、来たる12月2日のファンフェスタの中吊り広告が掲示され、ほとんどの田都利用者は全く無縁のものとしてスルーしていましたが、私は78系鉄コレ目当てで訪れる予定である以上、まじまじと眺めてしまいました (笑)。今年は日比谷線世代交代が一つの目玉のようで、東武70000、メトロ13000と東武20400が並ぶということですから、これはこれで注目を集めるのでしょうか。冷静に考えれば、ミクリ〜新栃木間の運用にも20400が入れば、日常的にミクリで並ぶことになりますが……。個人的には350と500の並びがアツいと考えますが (嗚呼……まだ500系に乗っておらず、野岩会津もご無沙汰です)、加えて並べられる200がもしプユマ編成であるならば、実に濃厚な並びになりそうだと期待しています。
 というわけで、久しぶりに東武伊勢崎・日光線に乗るのを前に、とりあえず昨年撮ったきり放置していた50050のクレしん編成 (緑) の画像を貼っておきます。この企画、田都沿線パンピーにも人気であったという印象ですが、無味乾燥な50050に彩りを添える好企画だったと私も思いますので、またやりませんかねぇ〜。とはいえ、追っかけて撮影したわけでもないのですが (^^;

※……定期券は所持せず、怪社の勤務の都合により、座れるか、なるべくラクして行けるか、という基準で路線を使い分けています。別の事業所に自宅から直接赴き、直接帰るということもあります。

墨東東武散歩2017夏 (6) オレンジ8577編成

2018-11-15 00:00:00 | 大手民鉄 (東武)


 もう幾つ寝ると、鉄コレ第27弾・東武5050……と呑気な気分でいたところ、今年の東武ミクリイベントにおける事業者限定鉄コレに関する大本営発表がなされ、私の財布は完全に破滅することが決定しました……(笑)。何と何と!鉄コレ化が長いこと待たれていた7800・7820形で攻めて来るとは!バンザーイ!!
 このうち、7800形についてはセイジだけのリリースで、7820形についてはオレンジ+黄帯の2連と、ベージュ+オレンジ帯の2・4連というのが意味深過ぎます。必ず続編があるはずで、とりわけ7820のセイジクリームバージョンについては、喉から手が出るほど欲しいヲッサン・ヲタ続出間違いなしでしょう……。
 いっぽう、4連についてはそもそもの販売数がかなり絞られているのが気になるところです (中間車の金型代をペイ出来るのでしょうか?)。池袋の売店で一般販売を朝イチで、などと呑気に構えるのではなく、久しぶりに始発に乗ってミクリイベントに参戦しなければならないようです。



 というわけで、頭の中に78系Love……という言葉が渦巻きつつ、何かオリジナル画像を貼りたいと思いつつも、その画像はといえば中1〜中2の頃にごく僅かに撮影したド下手画像しかなく、しかも辛うじてマシなものは既に「懐かし画像」で使ってしまっております。いっぽう5000系列は、ぼちぼち非鉄から鉄に復帰する頃合に頻繁に乗りに行ったものですが、釣掛の爆音に酔いしれすぎて余り撮っておらず、既にめぼしいカットはアップしてしまいました。
 というわけで、今回の鉄コレで「オレンジ+黄」もお目見えすることにちなみ、昨年の8月に撮影したきり放置していた8000系・8577編成の画像をアップしておくことにします。さて、この塗装の7820は何個ゲットしようか……?
 それにしても、2両編成だけで完結する路線にいろいろな塗装の車両を入れるのは本当に楽しく有り難いことですが、だからこそもっといろいろと……というわけで、台湾自強号塗装が出現したしな鉄115系に対抗して、EMU500・600風塗装やDMU1000風塗装なんてのは如何でしょうか?? (プユマ風塗装を200系に塗る企画もいずれ終焉するでしょうし……)

京釜線土砂降り鉄 (3) ITXセマウル

2018-11-14 00:00:00 | 韓国の鉄道


 先ほど、怪社の最寄り駅から丸ノ内線に乗ったところ、普段なら夜遅くにつき結構空いているはずの電車が、どういうわけか若い女で混み混み……。よく見ると、どの女も、思わずバス・トランジット・システムの略称か?と思ってしまいそうな某グループ名が記された真っ黒な土産箱を持っているではありませんか。
 そんなグループが、死者を愚弄するような表象やパフォーマンスで激しい物議を巻き起こしつつあるようですが、要は、他人がウリナラを見下げるのは絶対に許せないものの、ウリナラの正義と輝きに基づいて軍国っぽさをアピールし、他人を愚弄するのは当然、と言いたいのでしょう。それは言い換えれば、他者なき《ウリ》の集団心理だけが世界を解釈し、過去と未来の歴史を思い通りに創造できるという、腐れ儒者の本場らしい伝統の最新バージョンと言えましょうか。ミチェもイルチェも軍国としてウリナラを圧迫できたのに、その逆が出来ていないのは口惜しいという、歴史を忘れた独りぼっちの《チュチェ=主体》らしさでもあるのでしょう。世界がそんなウリナラからますます孤立する中、ウリナラは光り輝く核兵器と先軍政治を高く掲げる青年大将ニムのもとで《民族の正気》に覚醒し、古い世界と対峙する《シンセーゲ=新世界》を打ち立てようとしているのですから、これほど興味深く、世界史的にも稀に見る動きは他になかなかありません。
 というわけで、そんなウリナラの特色ある軍国アイドルグループ (ファンクラブのメンバーのことをa○myと呼んでいる以上、軍国アイドルと定義して差し支えありますまい) の、如何にも○○ス○○ツっぽいコスプレの色を思い出させるような、KORAIL在来線最速列車・ITXセマウルの画像をアップしてみましょう。



 かつてセマウルといえば、朴正煕大統領がイルボンからゲットした開発資金で「漢江の奇跡」を巻き起こす中、その経済的な成果を貧しい農村にも行き渡らせ、新しい (セ) 農村 (マウル)、新しい生活、新しい国民を造ろうとした運動のことであり、そんな名前を最速最豪華列車「観光号」に代えて冠した新型特急は、あからさまに新幹線0系のパクリデザインの罐を使うのも止めて、あくまで独自設計・独自デザインのステンレスPP動車として登場し、韓国を訪れる日本人からも絶賛されるような豪華な内装と乗り心地を誇ったのでした。今や、公定の耐用年数25年をほとんどの車両が過ぎて廃車となり、一部の途中から増備されたと思われる中間客車が、ごくたまにムグンファの特室として連結されてもいますが、そんな、ある意味で韓国にとっても、日韓関係についても一番マシだった時代の象徴が特急セマウルであったわけです。
 これに対し、老朽化したセマウルを置き換えたITXセマウルは、一応考え方としては先行して登場した京春線のITX青春 (まだ撮ったことない ^^;)と同様、KTXがカバーしない都市をなるべくスピーディーにソウルと結びつけるという役割を負っているわけですが、登場した時点で最早かつてのセマウルのような黄金の花形車両たりえず (その役目はKTX山川に)、加えて編成も6連と余り長くなく、どう見ても「電車で速いムグンファ」という印象を拭えません (乗っておらず撮っただけですので、極めて一面的な評価に過ぎませんが ^^;)。
 また、既に儀旺の鉄道博物館訪問記事でもご紹介した通り、これからKORAILはミニ新幹線的な風貌の準高速列車を全国展開するとか。すると、このITXセマウルも、何だか中途半端な存在感で終わりそうな気もするのですが、どうなることやら。
 あぁそうか、北の主導&核つきで南北が目出度く統一し、したがって統一の費用にイルボンがビタ一文たりとも払わずに済み、もっぱら南の国力を以て自力更生の精神で北のインフラを立て直す中、とりあえず真っ先に鉄道インフラの改善に手が付けられるであろうソウル=平壌間の速達列車にこれを使えば良いのか。しかしその場合には、労働党幹部ニムが南チョソンを現地指導遊ばされる場合の利用と、光り耀く民主首都平壌に赴いて積極的に先軍チョソンを理解しようとする進歩的外国人士の観光利用に供するため、イルボンのグランクラスも真っ青になるような超豪華サロンカー車両「主体室 (チュチェシル……特室よりも上)」も連結しなければなりますまい。あぁ〜、ウリ式社会主義ネタで妄想を書くのは楽しいなぁ〜(狂)。

小田急1000形幕車を撮る (2018・青帯)

2018-11-13 02:11:00 | 大手民鉄 (小田急)


 今年の小田急は去る3月の複々線化改正に伴うダイヤ大改正、そしてこの秋のLSE7000形完全引退に伴うヲタ殺到祭りなど、平成の暮れというタイミングで大きなイベントが目白押しでしたが、個人的に秘かに注目しているのは、小田急における方向幕の終焉がひたひたと迫っているという事実です。もっとも、1000形のリニューアルは自社系列会社によるちまちまとしたペースで進んでいるわけで、まだ多くの1000形が幕装備で来ますが、そうである間が華ですし、何と言ってもGSE登場・LSE引退 (あるいはメトロ6000小田急線内運用終了) に伴うヲタ地獄が当面去って、沿線の撮り鉄環境は平和を取り戻していると思いますので、今のうちに僅かな空き時間を割きつつ撮り貯めたいと思うものです。
 しかし、かなりハードルが高い (?) のは、箱根登山線内におけるノーマル青帯車の撮影でしょうか。赤編成の代走により結構入っているようにも見受けられますが、そこで登山線内+青帯を撮ろうと気合いを入れて訪れてみるとハズレくじを引くこともありますから注意が必要でしょう。勿論、こんな感じで良好なライティングで撮影出来れば超御の字で、その日はメシが美味いというものです。



 それにしても1000形といえば……昨日の朝、大和〜桜ヶ丘間で1756編成が人身事故の当該になってしまったとは、何てこった……。
 まぁ、江ノ島賎民の私も巻き込まれたといえば巻き込まれましたが、ニュースを聞いて早めに出発して大和まで歩き、相鉄利用で都内に出て、遅刻するわけには行かない会議に間に合ったのは良かったです。それでも、予約していたモーニングウェイ60号が運休になってしまったのは痛かった……。折角窓側D席を予約していたというのに (-_-;)。
 だいたいあの近辺は、私自身が長年来の江ノ島賎民だからよく知っているのですが (汗)、中途半端に交通の便が良く、戦後は米軍厚木基地の城下町でもあったばっかりに、中途半端に○乏人とヤ○○と在○が多くてガラの悪いエリアだったりします。今回も、自○というよりも、ベロンベロンに酔っ払った女がフラフラと線路内に入ってしまったということではないですか……。いやそれに加えて、この近辺は踏切毎に暗くなるとブルーランプが灯るところでもあります。
 というわけで、この手の人身事故が起こる確率は他の区間と比べても高く、こんなことを繰り返さないようにするためにも(また、厚木街道や中原街道の踏切が常に渋滞の原因になっているのをどうにかするためにも)、大和〜桜ヶ丘界隈は完全に立体交差化すべきで、江ノ島線各駅にはなるべく速やかにホームドアを設置するべきだとつらつら思った次第です。また今回指令が、当該列車に乗り合わせて巻き込まれた客を3時間も缶詰にしたという非人道的な判断をしたことに鑑みれば、今後は通勤車両でも3〜4両に1両はトイレを設置すべきでしょう。