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11月のアメリカ大統領選に向けた、観客なしでマイクの音声は時間設定され発言者しか声が出ない、しかも有力候補ではあるがまだ決もしていない、民主党候補になりそうな81歳のバイデン現大統領と、共和党の候補になるであろう78歳のトランプ前大統領が、6月にCNNの討論を行った。
AP通信は「バイデン氏は言い間違いが目立ち、トランプ氏はこれにウソで対抗した」と報道している。
失言や判断間違いや記憶間違いに加えて、今回は集中力のなさが目だったバイデンである。トランプは相も変わらず大風呂敷と虚言の連発である。観客のいない会場設定が良かったのか、今回は持ち時間を越えて話すことが許されなかったことで、それも多少は抑えられた。
史上最低と言われた4年前の2020年討論会は非難の応酬であったが、それを教訓とした今回のCNNの討論会であった。しかし、今回はお互いの顔すら見ることもなく、政策の論争でもなされに消え失せている。
民主党議員から、質問に答えられずしばしば声を詰まらせ立ちすくむバイデンが痛々しく、失望が広がった。バイデン下ろしが始まる可能性さえある。
トランプは相変わらず誇張と虚偽の連発で、討論後の検証では30回以上もあった。
視聴率が33%を上回ったが、67%がトランプが大統領選挙で勝利するのではないか思った。この討論会を見る限りトランプに有利に作用したように見える。
然し立ちすくむバイデンは即日的に不利に作用するが、30回以上も嘘をついていたトランプは検証しなければ解らなかったので、ことはそれ程単純ではない。
この討論会で、大きな打撃を受けたのは、討論にしばしば立ちすくみ誤った発言を繰り返したバイデンを目の当たりに見た、民主党支持者であろう。番組に出席した専門家からは、民主党は今からでも大統領候補を代えるべきだとい発言すら飛び出している。
前回完全敗北した女性問題に関する、裁判の行方もトランプには今後大きくのしかかって来ることもあるだろう。二人合わせて159歳の討論で世界最大の国家の形を決めなければならないほど、アメリカは衰退しているといえる。
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