そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

ここはひとつ寛大に

2007-06-09 | G8

G8_summit02 サミットが終わった。環境サミットと言われ、アフリカにも注目するようにもなG8_leaders_pledge_01 った。とりわけ、地球温暖化対策では、アメリカを渋々ではあるが引っ張り込んだことは、問題の大きさから見て、寛容に評価しようと思う。

数値目標がなかったり、中国やインドなどが傍目で見るような状況は問題 がある。第一、アメリカは温暖化対策は経済発展の阻害になる理由を、いまだに探し続けている。この国はどG8_summit_turned_into_violence れだけ豊になり、世界の富を食いつぶせば、気が済むのだろう。

周辺では、先進国主導の対策に異議を唱えるNPOたちが、盛んにデモを行っている。解らなくもないが、ここは少し大きく構えて見守るべきではないだろうか。G8_heads_01

環境問題は国境を越えた問題である。日本の唱える、2050年までに半減するなどと言うには、根拠も薄く具体的な活動方針もないが、そのことを小さく評価するべきではない。国のメンツや、責任を押しつけ合う状況ではない。

現状を見ると悠長なことを言っている事態ではない。対策の個々について問題の指摘をやるべきであって、今回の合意については大枠で容認することで、G8のメンバー国にプレッシャーがかかれば良いのである。

Developing_nations_at_g8 それにしても、G8にイタリアやカナダが入っているのに、BRICSの中国やインドやブラジルがメンバーでないのは、奇異な感じがする。ロシアも最近入ったばかりである。そろそろ、メンバーを入れ替えるか、思い切ってG12ぐらいにしてみては如何であろうか。

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