私たちは中学生の時に進化論を習んだ。そして頭に残っているのが、「ヒトはサルから進化した」と、いうものである。これは大間違いであるが、多くの人は未だに人は進化して現代があると信じている。つまり人が進化する間、サルは大昔のままであるというのである。
あらゆる動物は神の創造によるものであるとするキリスト教の教えに反して、種は変化するとダーウィンは多くの証例を挙げたに過ぎない。「ところで君の先祖はどんなサルだ」と問われたのが上図である。
ヒトとサルは共通の祖先を持つだけのことである。人類とサルの仲間が別れたのはおよそ750万年前だとおもわれている。進化とい言葉から、ヒトつまりホモ・サピエンスは進化の頂点にいると、多くの人が己惚れている。
ヒトとサルの分岐をさらに遡れば、哺乳類の分岐に行きつくしその先を求めれば更に他の動物たちとの共通祖先に行きつく。そうしてドンドン続ければ皆同じところに行きつくのである。
つまりあらゆる現存する動物は皆同一の祖先を持つことになる。その地点は約40億年先である。現存する地球の生き物は全て、40億年の歴史を持つ存在で、それぞれの種で進化して現在がある。私たち多細胞動物も単細胞動物も、哺乳類も爬虫類も昆虫類も、全て40億年の進化の歴史を持って、現在がある。
生物の多様性は、種に優劣がないといとする科学的見地に基づいたものである。そして、進化は勝者が残ると己惚れることが、人類の未来を暗く閉ざす。ましてや人間間の違いなどなく、科学的に人種の区別などなく、同類なのであることをプーチンやネタニエフに知らしめたいものである