そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

「国民栄誉賞」という政権の私物化、ここでも安倍政権は異常である

2018-06-02 | 安倍晋三
福田赳夫首相が、総理大臣表彰として設けたのが、国民栄誉賞である。今年で41年になる。王貞治がホームランの世界記録を検証したかったのであるが、時の首相の権限で対象を選ぶ恣意的な賞になっている。これまで今回の羽生弓弦で27人になるが、個人顕彰でありがなら、サッカーのなでしこジャパンが規定を外れて団体で選ばれている。
これまで、死亡後の表彰が12名もあるのおかしな話であるがが、このところは減少傾向にある。国民栄誉が総理個人の意向であるため、妙なことが沢山起きている。今回フィギア―スケートの羽生弓弦が表彰されることになった。オリンピック優勝の2連覇であるが、彼を上回る選手は何人もいるが彼が初めてである。水泳の北島康介はオリンピックで100メートルと200メートルで連覇しているし、金4個に銀2個に銀1個獲得しているし、柔道の清水宏保に至っては3連覇している。
イチローに抱き合わせて対象となった高橋尚子などは、陸上女子初とはいえたった1回の優勝だけである。因みに幻影であることを理由にイチローが断っている。断っているのがこの他、古関裕而と福本豊が断っている。古関裕而は没後の受賞を親族が断っている。数多くの軍歌を制作したことを古関裕而自身が悔いたこともある。野球の福本豊は、「立ちジョン便ができなくなる」と述べていたが、女性問題を抱えていた時期であったとも言われている。
安倍晋三が首相についてからやがて6年にもなるが、7名も受賞している。これまで2年に一回であったが、羽生弓弦で7名にもなる。安倍晋三にが首相になってからはほぼ倍の量が表彰されている。その間最も妙なのは長嶋茂雄と松井秀喜である。現役引退して何年も経つ長嶋茂雄と何の出色の実績もない松井秀喜が選ばれたのは、読売新聞主筆の渡辺恒雄への返礼である。これまでにもなく主観的で政治的なこと以外に、全く意味のない表彰である。私は個人的には長島が大好きであるが、長島より優れた実勢を残している、金田正一や張本勲や落合博満や野村克也などはこれまで一度も話題にも上らなかった。強面の面々は現職首相のお気に入りにはなれない。
羽生弓弦は震災への恩返しやお礼の言葉を絶やさない。先日のパレードでは10万人以上も集まったと報道されている。国会で虚偽答弁を繰り返す安倍晋三にとってあやかりたいのもよく理解できる。安倍晋三のような不届き物が首相になったら、政権浮揚の手段に恣意的に使われる、政治の道具として意味を持つようになる。そんなことなら、国民栄誉賞などと言う中途半端な賞は廃止するべきである。

コメント (4)    この記事についてブログを書く
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4 コメント

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誤字、脱字があります (夜遊び)
2018-06-03 02:10:16
>数多くの軍歌を制作したことを古関裕而悔いたこともある。

>国会で虚偽答弁を繰り返す安倍晋三にとってあやかりたいのひょく理解できる。

>国民栄誉賞などと言う中途半端な賞はは廃止するべきである。
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Unknown (きなこ)
2018-06-03 08:34:24
大体わかりますから大丈夫ですよ。
校正は各個、頭の中で。
筆者の書く勢いが感じられます。
返信する
Unknown (志村建世)
2018-06-05 21:04:33
誤字脱字 超えて伝わる 心意気
返信する
確かに総理大臣の恣意的な人選 (ハルの父さん)
2018-08-26 16:52:50
総理大臣の恣意的な人選による表彰に「国民」を冠するのは詐欺です
返信する

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