そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

酷暑開催の東京オリンピックは誰のためにやるのか

2019-08-14 | オリンピック

今年の日本列島は異常気象の連続である。大雨、台風、落雷、竜巻それに何といっても酷暑である。その酷暑のさなかにオリンピックをやるというのであるから、オリンピック委員会も異常といえよう。開催誘致も、放射能は抑え込んだと嘘ついて、首都圏30キロ以内の旧施設使うと嘘ついて、木を使った会場はエコだとボルネオ熱帯雨林伐採の抗議を受けての異常開催といえるが、なんといっても酷暑の中での運動競技は異常である。
IOC(国際オリンピック委員会)は、アメリカテレビ局の希望を受けて、開催都市に7月15日から8月31日までの間に開催することを求め、東京は7月24日からの開催を決定した。
東京都はミスト施設を増やしたり、マラソン協議度往路を地熱ががらない舗装にしたり、早朝出発にしたりと小手先の対応をするしかない。暑さの耐久レースとなること間違いない。
オリンピックは競技者のことを考えているわけではない。放映権がガッポリ入ってくるのでその放映会社の意向を優先しているのである。特にアメリカメディアは秋には野球もフットボールも佳境に入り、ここにオリンピックをぶつけられてはたまらない。夏なら何とかなるということである。
これは五輪憲章の「選手の健康を守る施策を奨励、支援する」や「スポーツを商業的に悪用することに反対」に明らかに反している。
前回の東京オリンピックは、10月10日が特異日(雨がほとんどない日)だということで決まっている。開催地の自由度は今はない。オリンピックが憲章に反し、商品化しその価値が以上に上がっているのである。その為なら何でもやる。熱帯雨林だって伐採して、環境にやさしいと嘘までつく。
何も競技者だけではあるまい。異常に高価になった入場料金と、酷暑の中の観覧はどんな事故が起きるかわからない。

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