そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

ミサイルは武器ではない?地雷も機雷も消耗品だそうな??

2015-08-05 | 戦争
中谷防衛大臣は3日、社民党の福島瑞穂氏の質問に答えて、弾薬の定義について「一般的に武器とともに用いられる、火薬類を使用した消耗品」と説明した。「人を殺傷するなどを目的としている火薬類を使用した消耗品」というのである。弾薬は武器ではなく消耗品というのである。これは牛は動物ではない、牛肉であると言っているようなものである。
更にこの言葉遊びによる、戦争法案の実態隠しは続く。手榴弾についても「武器にあたらないと」の考えを示した。「弾薬は重要影響事態法に基づいて、提供することが可能である」と述べていた。
弾薬も手りゅう弾も、後方支援として消耗品であるから提供できると明言した。

更に中谷氏は4日、「ミサイル」も武器にあたらないという見解を示した。撃ってしまうで消耗品なのであるということである。ミサイルも弾薬同様、消耗品というのである。
さらに中谷氏は、非人道兵器の「劣化ウラン弾やクラスター爆弾が弾薬に含まれるか」と問われ、「劣化ウラン弾、クラスター爆弾も弾薬だ」と回答した。安倍首相は「日本は、クラスター爆弾も劣化ウラン弾も保有していない」と発言したが、他国のものなら可能という意味にもとれる。福島氏はミサイルは「武器」に分類されるべきと指摘し、「言葉遊びをしてはいけない。ミサイルも弾薬だなどと言ってはいけない」と批判したが、安倍晋三にとっては国会のスケジュールをこなした以上の中身はない。
弾薬が武器でないのは機械装置でないというのが、中谷の回答であろう。銃は武器であるが弾薬は武器でないと言ってしまったのである。弾薬が武器で内の発言は、これまでの周辺事態法を大きく超えていることを、自ら認めたものである。
然し手りゅう弾は、装填する器具がない。地雷や機雷も武器ではないということになるのであろう。ミサイルは装填する器具が余りにも大きいが、武器でないから後方支援として日本の自衛隊は、アメリカの戦場に供給することができるというのである。

一般社会常識から大きく離れた、積極的戦争参加を目指している、安保法案(戦争法)である。ドンドン中身が膨らみ、戦争法の実態が露わになってきた。

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