そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

菅の再稼働容認を受けて、40年を超えた老朽原発再稼働要請する高浜町議会

2020-11-10 | 原発と再生可能エネルギー
原子力発電は近代的な施設でもなければ、最先端技術を駆使したものでもない。原発は単なる蒸気機関である。18世紀に産業革命の元なった蒸気機関と原理はなんら変わらない。ワットは石炭を使ってお湯を沸かし、吹き出す蒸気の力を利用し、産業革命の礎となる蒸気機関を作ってエネルギーを引き出したのである。
原発は石炭に代わって、緩慢な核分裂を引き起こし熱を取り出し、お湯を沸かす産業革命時代の施設である。何かしら核施設であるから、最先端技術と勘違いしてはならない。日本の多くの原発は、コンピューターもなければコンビニすらなかった時代の遺物である。原発の寿命は20年とも30年ともいわれるが、とりあえず40年とされてきた。世界的にも廃炉の基準は40年がいいところである。40年は推進派の上限年である。

その40年を超え老朽化が進む関西電力高浜原発1、2号基について、立地する福井県高浜町の議会は、6日原子力対策特別委員会を開いて2基の再稼働を求める請願などを賛成多数で採択した。12日に臨時本会議で結論が覆る可能性は低く、全国初となる再稼働への町議会の同意がなされることになる。
大飯街には作家水上勉の若州・一滴文庫があるが、行政は反原発を唱えていた水上勉を干した形である。狭量な行政であるが、菅義偉の原発再稼働容認を受けての、再稼働に走ったのである。
もう一つ、宮城県も村井知事が東北電力女川原発再稼働への道を開きつつある。女川原発2号基の再稼働につい村井知事が地元同意を表明する意向を固めたといわれている。実質的な菅義偉の原発再稼働へのゴーサインは、原発容認派を活発化させることになる。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (ノブ)
2020-11-11 08:58:53
ごもっともな発言いつもありがとうございます。
ここで一言ですが核融合とと核分裂を勘違いされていると思います。
丁寧な文章構成をお願いします。
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ノブ様 (そりゃないよ獣医さん)
2020-11-11 11:37:12
ありがとう。
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