幼いころ、「嘘つきは泥棒の始まり」と誰もが言われたであろう。嘘つきは幼児期に大人から絶対悪として刷り込まれる。嘘つきは子供でもできる保身術である。
おぼっちゃま育ちの安倍晋三は平然と嘘をつく。そのすべてが自身の保身のためである。政治家なら大きいことをなすときには、嘘をついても納得できることもあるだろうが、この政治家にはそれがない。10項目掲げた上記の表は、ネットから失敬したものであるが、安倍晋三の嘘はこんなものではない。
この10項目のほとんどが、だれが見てもすぐわかる嘘である。しかもその後の弁明もない。辺野古の珊瑚を埋めたてる前に移設したなどとNHKはインタビューで喋らせて何の突込みもない。安倍晋三もこの嘘を訂正した事実はない。
自衛隊員の子どもが、「お父さん自衛隊は憲法違反なの?」と、学校でいじめられて泣きながら聞いたというのである。このことは教科書に載せているのもあるという嘘を、自衛隊を憲法に載せるという根拠にした。ここではダブルの嘘を並べて、改憲の根拠にまでしている。
沖縄では、市町長長選挙、知事選挙、県民投票のすべてで、辺野古基地反対が表明されている。これに対安倍晋三は県民に寄り添うと言いながら、これを認めない。全く反対の言葉を並列する。県民に全く寄り添っていない。
森友加計問題は嘘のオンパレードである。その嘘のつじつま合わせに、官僚が忖度し右往左往する。旧知の友の加計幸太郎と示し合わせて、文科省で不認可になった獣医学部解説を、特区の事業で安倍晋三の膝下に置いた。知らないはずがない。思惑通りに認可させた。森友学園の名誉理事長の安倍昭恵が関係していないという嘘。安倍晋三記念小学院に安倍が全く関係がないという嘘。森友学園寄付していないという嘘。
福島原発では、放射性廃棄物はコントロール下にあるとの嘘でオリンピック誘致をした。そのオリンピックは、福島復興を掲げたものであるが、東京オリンピックは巨大な資本が蠢いてそれどころではない。福島復興は忘れ去られた。
集団的自衛権行使容認の合憲性を認める学者は沢山いるとはいたものの3名しか確認できなかった。憲法学者の90%は憲法違反と認める安保法制(戦争法)を強行採決の暴挙を平然とする。
ヤジや反論にめっぽう弱いのは、脆弱な嘘つき精神、気骨も誇りもない男は、行き先を公開しないステルス選挙応援として走り回る。
外交に至ってはもっと悲惨である。交渉という類のものは何一つとして成功していない。すべて挫折している。金を30兆円ほどばら播いてきて、口止め料の働きをしているに過ぎない。トランプにいくら媚びいっても信用されていない。選挙後にはやられ放題の外交交渉結果が明らかになる。
こんな人物にこれからも政権与えていいのだろうか。