政治資金規正法改正法案が、衆議院でたった13時間の協議で参議院に送られた。参議院でどれだけ協議されるのか、余りかのように下院は乗員につき返す機能はなく、生ぬるいことこの上ない。本則に倍する付帯事項をつけられて、検討事項が6カ所もつけられて、すっかりザル法に仕立て上げられた。
これだけ決めたものがなく、検討事項として中身を全く決めていない第三者機関に委ねるという。裏金作りのシステムをなんとしてでも残す魂胆がありありである。自民党内部に不満がたっぷり残り。政治活動が出来ないというのであ今回の問題の核心は、「政治には金がかかる」というドグマをいつまで容認するのかということである。
そもそも、裏金問題の解明の全くメスを入れていない。実態解明もなく岸田が隠ぺいをしたに過ぎない。事実の解明は全く進めず、検察はは三千万円たった3名の起訴で終わり、党内処分は幹部にはゆるゆるので終わり、ほとんど関係ない塩谷がごねただけで終わり、肝心の森喜朗には電話チョウシュシタフリで閉めてしまった。
実態解明もせず、対策が出来るはずもない。案の定、企業団体献金は全く触れることなく、連座制を含めた議員の責任の責任も触れることもない。
事実上の企業献金となるパーティ券購入の公表上限を5万まで落としたが、別ければいくらでも下げることが出来る。政策活動費はなくす津する野党合意を蹴飛ばして、収支の報告は10年後但し、3年据え置きであるから実態は13年間公表することはないのである。10年が時効の壁を越えてしまうことを知らなかった維新の会の数字を、丸吞みして拝借した。改悪以外何物でもない。
維新の会の馬場代表は公表についても、資料の黒塗りもありうるというのであるから、裏金議員たちは大いに留飲を下げるだろう。
このザル法で今後議員の裏金を縛るというのであるから、立派なものである。あきれて評を加える気にもなれない。