河野家四代目の御曹司、河野太郎は意気軒昂である。我を通す姿勢は、突破力と言われ、次期総理大臣に岸田文雄などをしのいで常時トップにある。
岸田が再選するには、最も目障りな存在である。岸田はこの男に厄介なマイナンバーカードの普及の難職を与えた。
マイナンバーに健康保険証などあらゆる個人情報を、紐づけする作業は突破力を見せれば見せるだけ、問題が大きくなる。当然である。反対者が多い中、紐づけ後は健康保険証をなくすと、人質にしたのである。
個人の取り違えが間断なく起きている。河野は、住所や番地のつけ方がばらばらである、読み方が多種多様でAIですら判断できないというのである。誤交付が多すぎる。そんなこと初めから判っていたはずである。今更愚痴を言うなら、一旦留まってやり直すか中止にすればよい。マイナンバーカードの普及は、頓挫したとみる方が正しい。
一人ほくそ笑んでいるのが、岸田文雄であろう。次期総裁選に出馬しても、河野太郎は大きな痛手を負っている。出る杭を寄ってたかって叩くのが自民党である。厄介なマイナンバーの扱いに手を貸すものがいない。
小泉純一郎に、「この男は大化けする」と皮肉られている。君子であるかどかは別にして、堂々と豹変する。突如原発容認したが、総理には不向きの人物である。パフォーマンスが得意な分、若さもあって期待値が高い。
マイナンバーなど乗り切れるものではない。中途半端に納めるのがせいぜいである。どの国も便利なところだけ使っているのが現実である。