辺野古新基地建設について、埋め立て予定海域にあるサンゴの移植を許可するよう農林水産相が県に是正を指示したのは違法として、県が取り消しを求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第は今日(6日)県側の上告を棄却し、これで県側の敗訴が確定した。最高裁判官5人中3人が賛成意見、2人が反対意見を示した。
沖縄県の訴えは、沖縄防衛局は2019年、環境保全のため約4万群体のサンゴの移植許可を県に申請したが、県が判断を保留中に、漁業法などを所管する農水相が2020年2月に許可するよう指示した。県は国の第三者機関「国地方係争処理委員会」に審査を申し出たが退けら、 県は農水省の指示を違法として国地方係争処理委員会に申し出たのであるが退けられ、福岡高裁那覇支部に提訴。同支部も今年2月、県側の請求を棄却した。県側の敗訴が今回の高裁判決で確定したことになる。
移設された珊瑚群体のいくつかはすでに死滅している。国は脱炭素と言いながら、脱炭素の主役格の珊瑚を破壊する、平和を謳いながら基地建設邁進する。
この裁判は、日本最大の多目的米軍基地の建設の可否を問うものではなく、基地の下にある珊瑚の移設計画の許認可権を争う裁判である。人間の愚かさを実感するバカみたいな裁判で、バカみたいな判決が下りた。
サンゴはずっとそこで脈々と暮らしてきた。
ある日人間がやってきて立ち退いて居留地に暮らせとか、もしくは勝手に一族を殺し、専有し始めた。
人間界でもよくある話です。サンゴに人権はないので人間同士の駆け引きに左右される。