そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

都議選自民党が勝ったわけはないが、野党共闘も暢気である

2021-07-05 | 石破茂

東京都議会選挙が行われ、自民党が第一党に返り咲いた。メディアは自公で過半数に及ばなかったと、国政与党の敗北に等しい評価を与えている。
与党の都民ファーストは45から31へと激減したが、小池百合子の動きの方が問題である。安倍のように詐病とは思えないが、選挙区全にダウンした。選挙前から、二階に近いこともあってか、選挙応援を控えていた。選挙後自民党との確執をなくす意味もあったと思われる。
自民党は選挙後半に45議席と大勝を見込んでいたが、大きく外れ事実上の敗北選挙である。
都民ファーストは、事実上維新の会と同様に政権与党である。それを念頭に置けば、立憲民主が共産党との協力で成果があった、などと言っている場合かと思われる。都民ファーストと自公を併せると、68%で7割近くなる。暢気なこと言っている場合かと思う。国政では浮動票を多く取り込んだ都民ファーストはない。立憲民主党の総選挙対策は他人任せでいいはずはない。
自民党が選挙後半の予測を大きく下回ったのは、疲労で入院した小池百合子を麻生太郎が、「自分の蒔いた種だ、自業自得」と切って捨てたことと、安倍晋三が、「五輪開催に反対しているのは反日グループ」と、言い切ったことが大きく影響しているものと思われる。
傲慢なぼっちゃまの元総理の安倍麻生の言いそうなことである。
都議選に自民党総裁の菅義偉は、減票になるとどこも呼ばれなかったし、五輪にもコロナに触れない選挙戦で、これだけとれば十分だろう。
総選挙の前哨戦と言われる都議会選挙であるが、自民党はこれ以上議席を減らしてくれることを願っている。
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