次期首相になる、鳩山由紀夫民主党代表が「地球温暖化フォーラム」で7日、日本は90年比で25%の温室効果ガスを減らすことを目標にすると明言した。選挙マニュアルで当然のことと、鳩山氏は発言している。
ただこれはとても高い目標になる。今まで、自民党に守られてきた産業界は、一斉に反発している。電力総連の南雲弘会長は、とても無理な話でそんなにたくさん原発はできないと、ちょっとおかしな発言をしている。支持団体である連合も、」高すぎる目標といっている。
比例区で復活した二階産業大臣や河村官房長官など古株の自民党閣僚は、とても無理との批判をした。が、斉藤環境大臣は「積極的で高く評価する。野心的な目標を掲げることで世界をリードしてほしい」とエールを送った。公明党は早くも民主党に擦りよるのかと、政治的な視点をこさい、持たないことにしたい。
IPCCのラジェンンドラ・バチウリ議長は勇気づけられたと発言し、化石賞を何度もらっている日本の変化を評価した。今年初めに、麻生が05年比で15%削減を掲げていたが、これを大きくい超える設定である。今回の演説は、内外に政権交代を印象付ける内容となっている。
鳩山氏は「炭素に依存しない社会の構築は日本にとって大きなチャンスである。クリーンエネルギーは、日本の技術に新しいフロンティアと雇用を創出することになる」と、発言している。工学 博士でもある鳩山の発言の一部を、従来の思考回路で読み解くから、経済にダメージが生じるだの社会的なにも個人的にも、大きな負担になると思うのである。
こうした大きな産業構造の転換には、政府の大きな後押しが求められる。目先の判断と収益と、自国の国益ばかりを論じている間にも、地球は人類にとって困難な居場所になってしまうのである。鳩山代表の発言を高く評価し、経済成長ばかりを指標にする社会からの脱却になればと思う。
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