小沢一郎と東京地検の闘いが面白い。小沢一郎は師と仰ぐ田中角栄の後半のすべてを傍聴している人物である。今回の陸山会の家宅捜査で、多分目につくようなものは出てこないだろう。小沢が地検の任意による事情聴取を拒否している態度にたいしての、検察の苛立ちであろう。
石川知裕議員の事情聴取に関しては、一方的に情報をマスコミに流している。地検の陽動作戦であろう。同時に、石川議員の元秘書や水谷建設の職員の証言なんかも、リークを垂れ流している。私たちは、半世紀近くこうした政治とカネそれに利権にまつわる動きを見続けてきた。
今回は、どのような結末が用意されているかは判じかねるが、鈴木宗男議員の経過などを見ていても解る通り、結果的に無罪になるとしてもそれは先のことである。とりあえず、検察は議員がその活動が停止されればいいのである。裁判はその先である。西松建設の場合は、どうやら立件してみたものの、そのまま終わってしまうような気がしてならない。
今回は、丹沢ダムに係わる利権争いが裏にあるようである。複数企業のの関係者が小沢の天の声が貰いたくて献金したと証言している。その金が見当たらない。そう考えると、小沢の性格からしても捜査がもう少し進むと、自身が投げ出すことも十分ある。議員辞職まで行くかどうか解らいが、立件されるようだと少なくとも民主党からは離れるものと思われる。
今回は、ゼネコンだけに限らず、自らが党首を務めた新進党と自由党が解体した時の、党の金も問題視されている。政治資金の中には、政党助成金として税金もつぎ込まれている。制度上不正ではないようであるが、不透明なカネであることには変わりはない。
小沢一郎は、ほどなく民主党を離党するものと思われる。せっかく政権交代したのによ多くの国民は、民主党に好意的であるが、党首の鳩山の場合とはまった異なる形での、政治資金問題に嫌気を見せる日も近いように思われる。
左のフォトアルバムに<雪たちの戯れ>をアップしました。
もう何回もアルバム見せていただきました。一面の雪に囲まれていたいと見ることができない風景ばかりですね、ありがとうございました。
風と雪で作る自然の造形も、人間とのかかわりの中でできる風景もどれも好きです。
川と氷の色もきれいです。
3月に北海道へ行こうか、沖縄へ行こうかと悩んでいたのですが、ぐぐっと北海道へ傾いてしまいました。
二度と出てきて欲しくない政治家ではないですかね?
ある意味、小沢一郎が居なければ何も出来ない政党なのかと思ってしまいます。
後の心配は何もいらないから、しっかりお勤めしてこいとでも言われたか。
少なくとも私は、信用できません。