昨年11月に福島瑞穂氏が、埋め立て地建設の大阪万博メタンガス大丈夫かと質問したが、「メタンガスが出ても業者が対応する」と、小ばかにした回答をしていたが、案じた通り3月28日にガス爆発は実際起きてしまった。一基2億円おするトイレでそれは起きている。
そして発表された現場は軽いと思われる写真ばかりであったが、実際は屋根まで吹っ飛んでいたと最近になって発表している。公共事業は何時も同じである。不都合なことは、発覚するまで知らぬ存ぜぬで貫き通し発覚すると、最小限のことしか発表しない。今回も同じである。天井を写した写真が今回出てきた。さらに昨年夏期の調査で1日約2トンものメタンガスが発生していたというも判った。
万博協会(日本国際博覧会協会)は30日、パビリオンなどが建設される会場東側の4か所でも低濃度のメタンガスが検出されていたと発表した。法令で定める基準の4分の1以下で、建設工事は継続するというのである。
万博協会は、会場内260地点で業者が測定してきた可燃性ガスのデータを検証した。土砂などで埋め立てられた会場東側工区では1~3月、一部エリアの4か所から1回ずつメタンガスが検出されていたことが判明した。
しんぶん赤旗によると、≪大阪広域環境施設組合は冬と夏の年2回、メタンガスを排出するために夢洲1区に設置されている約80本のガス抜き管で調査を実施。〈冬期調査では2021年に1日に1293キログラムだったメタンガス発生量が24年には1546キログラムに、夏期調査では21年に1日に580キログラムだった発生量が23年には1989キログラムに急増〉している。≫とのことである。
万博協会も「ガス抜きのパイプが何十本かあるようなエリアなので基本的には飲食店舗も火気厳禁で募集している」と説明してきたとのことである。つまり裏を返せば、何らかの拍子で事故が起こっても不思議はない危険な場所なのだ。火気厳禁の飲食店など営業できるのか。自販機を並べた飲食店だろうか。
更に万博は夏に開催されるが、メタンガスが冬期間に比べて大量に出ることも考えられる。危険な時期に開催するというのである。
1970年の大阪万博の象徴だった太陽の党を建てた、岡本太郎は、「芸術は爆発だ!」と叫んだが、55年後の大阪万博では実際に爆発が起きるかもしれない。「大阪万博は爆発だ!」