そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

政治素人を露呈した蓮舫の辞任劇

2017-07-27 | 立憲民主党
民進党代表の蓮舫が辞任した。かなり唐突に見えるが、自らの辞任も政治的パフォーマンスを発揮するべきなのであるが、いかにも稚拙な辞任劇である。閉会中審査が終わったの受けて早速籠池がしょっ引かれた。当初逮捕と報道されたが、とりあえず事情徴収に終わった。一方で、唐突と見えもするが稲田朋美の辞任発表があった。しかしこれも十分予測できることであった。スーダンのPKO派遣の日誌隠蔽調査が終わる日である。何らかの動きがあるはずである。
蓮舫の辞任劇はこうした動きの中で発表され、その存在感すら希薄となる野党第一党の代表の辞任発表となった。敵前逃亡も含めた計算をすれば、東京都議会選挙は民進党は自民党を上回る大敗北であった。それを受けて、かなりずれた時期の一昨日に野田幹事長が辞任を表明した。蓮舫は後任に奔走したが、どこからも協力を得られなかった。総理経験者を幹事長に据えたが、その蓮舫が師と仰ぐ野田の辞任は後任さえ決められない混乱を、政治素人の蓮舫がまとめることができなかった。
自民党が安倍の政策外の問題で急速に失速しているまたとないチャンスに、民進党は浮上するどころか連動して支持率さえ落としている。民進党は若い議員や党員の政策論が展開されず、野党共闘についても憲法に対する姿勢についても、うやむやのまま経過した党の体質がある。
蓮舫なら選挙に勝てそうだと見たのは、民進党が国民を所詮ポピュリズムに乗った判断しかしないだろうと見たのであろう。民進党は、一年持たなかった蓮舫の辞任に伴う表の選出に、党内をまとめられる経験と力量、そして清新さという極めて困難な人選が求められる。
明かに政治家としての力量が不足し迷走する稲田朋美の辞任騒動にかき消された感のある、民主党代表の辞任である。最後まで存在感すら示さなかった、蓮舫代表の後任は選出とその後も極めて困難な傷跡を残したままの修復作業に追われることになる。
民進党が存在感を示めさなければ、政権交代の可能性で与党を追い詰めることができない。安倍一強の最大の奉仕要因は民進党のふがいなさである。

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1 コメント

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Unknown (タンケ)
2017-07-28 09:19:05
党首など誰であっても同じだ、今のミンシンなら。この国のまともな人々は、どの政党であろうとも、その嘘まみれの表面的政治方針など今さら信じてはいない。問題は、我々人々のためにまともな政治やる否だ。ジミンコーメー如く、大嘘、不正、事実上の犯罪やり放題の集団が、いつまでも人々を嘘ペテンやり続けて支配抑圧していることが問題なのだ。

ミンシンは、そもそも特にあのノダや同類者を断罪せぬどころか、逆にノダを幹事長に据えているなどが大間違いの一つなのに、その不実の対応をすら反省していないのだから、もう話にならない。それにしても、ノダは臆面も罪意識もなく、よくも幹事長などやっていれるものだ。本来ならば議員辞職していて然るべきなのに。

ミンシンは第二ジミンかジミンシンコーメとでも名のればどうなのか?ミンシンは人々欺き政党であり、ジミンコーメのガス抜き役でしかない。
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