房総半島沖で、最新鋭のイージス護衛艦艦が、漁船に衝突した。1400億円もするこの護衛艦は、漁船すら探知できなかった。
これを聞いたら、テロリストたちはさぞ喜ぶことであろう。簡単に近づける。この船は、テロ対策にならない。
北朝鮮のテポドンとやらの脅威のために、日本海には5隻も必要とされている。しかし、漁船なら簡単に通過できるようである。本当か?
実は、立派な装備をしてもらいながらも、これを操作する隊員たちに、能力がなかったのではないか。目視でも可能だった漁船の存在は、当然レーダーでキャッチでも確認できたはずである。
無能な隊員たちは、驚いて相当遅れて報告を上げたばかりか、どうやら事故経過の報告も胡散臭いようである。衝突後1分で救助活動したとする報告を、仲間の漁師たちは否定している。
大体が、右方向に確認した護衛艦に回避義務がある。衝突自体が、どうやら直角であることなどから、隊員は眠っていたのでないかと推察される。眠い時間帯でもある。報告そのものが、でたらめといわれるのも時間の問題であろう。
こんな程度の隊員による「最新鋭」のイージス艦が、そもそも日本に必要であたのだろうか。自衛権の拡大解釈から開発され制作された、イージス艦である。
イージス艦は防空能力に長けた艦船である。防衛能力を高めるために1400億もつぎ込んだものの、小さな漁船など見過ごしてしまうのである。テロリストが聞いたら喜ぶだろう。