日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

「フューチャリスト宣言」梅田望夫・茂木健一郎 対談 (ちくま新書)を読む

2007-08-01 08:14:30 | 本・映画・テレビドラマ・絵・音楽
梅田氏はあの「ウェブ進化論」の著者。
茂木氏はテレビ「プロフェッショナル仕事の流儀」のあの人です。

お二人の毛色の似ているところがあるためか、対談の歩調は快適。
私などは、幕の陰から覗かせてもらっている程度の、観客(読者)に過ぎないけれど、読んでいて、リベラルさ加減が心地よい。

どこかに所属したい、過去の実績で評価されたい、という発想から自由。
何をしてきたかでなく、何ができるか、であるべきだと。

どの章から読み始めても、惹き込まれるのだけれど、

抜粋
  中略 偶有性の喜び、自分の人格をより高度なものにしていく喜びは、おそらく人間が体験できる喜びのなかでももっとも強く、深い喜びではないでしょうか。食べる喜びなんて、お腹がいっぱいになっちゃえば終わりだし、性的な喜びだって限界がある。学ぶ喜びって、限界がないんですよ。インターネットというものが、「学ぶ」という最も根源的な、オープンエンドな(終わりのない)喜びを大爆発させる機会を与えている。まさに、「知の世界のカンブリア爆発」です。しかも、一部の特権的な人にだけでなく、あらゆる人に、発展途上国の人にも、その可能性が広がっている。



コメント
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