「今度ゴム園をすることになった」
「なかなか思うように話が進まなかったのに、20ヘクタールの内、2ヘクタール分の収益を村(行政?)に、納める約束をして、ようやく了解が得られた」
20ヘクタールっていうのは、サッカー場30個分の広さ、とか。
日本人の感覚では、広い。
で、ゴムの木を育てるのは、これから。
その国では、ゴム栽培はかつてなかったことなので、年に一度でも低温の日がある、全滅する。気温的には多分大丈夫だと判断したけれど、幼木は、猪や鹿に食べられる、という難問があって・・・。
ふぅーん。大変だね。
是非上手くいって欲しいけれど。
日本でも山間の畑地では鉄線を張り巡らしているけれど・・・。
広いから、とてもその費用が賄えない。
そっか、寝ずの番で見張り、っていうのも大変だね。
って、ところで話は終わり。
とにかく収入をえる手段としてやり始めるしかない。
接木した幼木を先ず沢山増やすところから。
作付け地は住居から遠いらしい。
どれだけ遠いか。
バイクで片道10時間。
えっ!車でいけないの?
今は雨季で、道路が水没しているところがあるから、車は無理、だそう。
で、当然、通うわけにいかず、父と息子が、作付け地の近くに小屋を建てて滞在する計画らしい。
まだ、姿かたちはないものの、上手くいったらいいね、と、夢想で終わらないことを願う。
でも、何もしないと始まらない。
一家10人程、収入をえる手段は、今のところないのだから。
その国の人から、夢うつつに聞いている気分であったけれど、そんな暮らしもある。これは現実。
熱帯なので食べるものは、なんとか賄えるのだろうけれど、それ以上の現金収入に繋がる手立てがない、誰か一人に現金収入があると、一族がそれに頼るしかない暮らし。
きっと、地球規模で考えると、この生活形態もめずらしくはないのだろうけれど、日本人から見ると隔世の感。
先日のK君が語っていた話題が、その後何度も食卓の話題になる。
あぁ、なんとかゴムの木が育てばいいのだけれど、父子ふたりで、どうはじめるのだろう、想像も難しい。
そもそも5年ほど経たないと収益がでないらしいのに・・・。
でも、何もしないよりは益し、それしかしようがないから・・・。
ふぅーん、逞しいな。
ただ、そう思うばかりです。
その国には、よくJICAや世界銀行の人が来て、多くの援助をしてくれているそうです。でも、多分高予算をかけて水路を作っても、道路を作っても、JICAや世界銀行の人や国のトップへの経費に消えて、予算が消化されれば途中であってもそこで終わり、村人は高額の予算ほどの有益性の実感はないそうです。村人に作らせたら、低賃金だからもっと役に立つものを作れるのに・・・。
村人からのこんな声は届きません。
あぁ。
「なかなか思うように話が進まなかったのに、20ヘクタールの内、2ヘクタール分の収益を村(行政?)に、納める約束をして、ようやく了解が得られた」
20ヘクタールっていうのは、サッカー場30個分の広さ、とか。
日本人の感覚では、広い。
で、ゴムの木を育てるのは、これから。
その国では、ゴム栽培はかつてなかったことなので、年に一度でも低温の日がある、全滅する。気温的には多分大丈夫だと判断したけれど、幼木は、猪や鹿に食べられる、という難問があって・・・。
ふぅーん。大変だね。
是非上手くいって欲しいけれど。
日本でも山間の畑地では鉄線を張り巡らしているけれど・・・。
広いから、とてもその費用が賄えない。
そっか、寝ずの番で見張り、っていうのも大変だね。
って、ところで話は終わり。
とにかく収入をえる手段としてやり始めるしかない。
接木した幼木を先ず沢山増やすところから。
作付け地は住居から遠いらしい。
どれだけ遠いか。
バイクで片道10時間。
えっ!車でいけないの?
今は雨季で、道路が水没しているところがあるから、車は無理、だそう。
で、当然、通うわけにいかず、父と息子が、作付け地の近くに小屋を建てて滞在する計画らしい。
まだ、姿かたちはないものの、上手くいったらいいね、と、夢想で終わらないことを願う。
でも、何もしないと始まらない。
一家10人程、収入をえる手段は、今のところないのだから。
その国の人から、夢うつつに聞いている気分であったけれど、そんな暮らしもある。これは現実。
熱帯なので食べるものは、なんとか賄えるのだろうけれど、それ以上の現金収入に繋がる手立てがない、誰か一人に現金収入があると、一族がそれに頼るしかない暮らし。
きっと、地球規模で考えると、この生活形態もめずらしくはないのだろうけれど、日本人から見ると隔世の感。
先日のK君が語っていた話題が、その後何度も食卓の話題になる。
あぁ、なんとかゴムの木が育てばいいのだけれど、父子ふたりで、どうはじめるのだろう、想像も難しい。
そもそも5年ほど経たないと収益がでないらしいのに・・・。
でも、何もしないよりは益し、それしかしようがないから・・・。
ふぅーん、逞しいな。
ただ、そう思うばかりです。
その国には、よくJICAや世界銀行の人が来て、多くの援助をしてくれているそうです。でも、多分高予算をかけて水路を作っても、道路を作っても、JICAや世界銀行の人や国のトップへの経費に消えて、予算が消化されれば途中であってもそこで終わり、村人は高額の予算ほどの有益性の実感はないそうです。村人に作らせたら、低賃金だからもっと役に立つものを作れるのに・・・。
村人からのこんな声は届きません。
あぁ。