チベットで暴動が起きたと、ニュースは伝え、観光客が写した写真やビデオがテレビ画面に流れている。
棒切れを持った人たちが商店や車を壊す。
装甲車が街中を走り、銃声が聞こえる。
建物の向こうに黒煙が上がってる。
盾を持った制服を着た軍人らの姿も映る。
映像だけを単純に見ると、
普通の商店や駐車している車を棒切れで叩き毀す、というのは毀す方が悪い。
拘束された場合は厳罰が待っているだろうことを覚悟で、この蜂起に出たということは、よほどの不満、不合理が蔓延しているのでしょう。
こんなブログから傍観者的発言は身が竦みますが、健全な方向へ向かって欲しい、そんな世界の中の目の役割のひとりです。
現状に対する不満をもった若者の実力行使。
このような発端が、革命や独立へと向かったり、強力な弾圧で情報が遮断避けたり、情報が行きかう時代だから、これまでにもいくつも見てきました。
かつて北京を旅したときのガイドさんの話を思い出しました。
清朝の時代の首都は北京。
「その頃、北京の貴族は皆満州人でした。etc.」
漢民族が多数派の国で、満州民族が統治し、満州人の辮髪という風俗が中国のイメージを作っていたのだと、そう思い巡らしながら、ガイドさんの話を聞いていました。
時の政府が属する民族が他民族に圧政をしいる傾向。
世界史をみても、いや、今の時代のあちこちに、見受けられます。
上手くいかないのが世の中、なのでしょうか。
欧州においては、知恵が使われて統合の方向へ向かっています。
知恵を最大限に使って、和睦の方向へ向かって欲しいものです。
インドに亡命中のチベットの教祖ダライ・ラマも、求められればいつでも北京へ出向くというメッセージを出しています。
チベットの地で、高官はすべて漢民族、店舗を経営するのも漢民族が有利、といういびつさがないように、
知恵を使って平穏を取り戻す方向に向かって欲しいものです。
オリンピックは大きい役割をしているとつくづく思います。
オリンピック開催で世界中から注目を浴びる、ということは、世界標準のルールに叶っていることも求められる、という意味も付随してくるのだと、近頃の中国報道を見ながら、思っています。
食の安全、
空気汚染の基準強化、
そして少数民族に対する対応
今オリンピックが目前にせまり、開催国として、これらの実態が民主化された世界中の目に晒される、ということは、オリンピック開催は無形の効果をもたらすものだと、つくづく思います。
かつて、娘が中国留学していたとき、中国はWTO(世界貿易機関) に加入しました。
「お母さん、WTO加入を中国では『世界に入る』と書くんだよ」と言っていたことを思い出します(実際は文字をどう並べるのでしょうか)※。
あれから6年程経ちます。
中国は「世界に入って」、開かれた中国は随分経済発展を遂げました。
WTO加入後に社会にでた人たちもドンドン増えており、閉鎖経済時代と同様の統制の仕方も叶わなくなってくるでしょう。
一足飛びには叶わなくても、開かれることによって、弾圧がそのままの状態はありえない、そう信じたいものです。
※ ネットで調べたところ、2001年11月、WTO加入。中国では、「入世」という表現を使ったとあとあります。
日本語のチベット情報を得られるページです。時々お訪ねするかたのページにあったものですが、こちらでも貼らせていただきます。
↓
http://www.tibethouse.jp/home.html
棒切れを持った人たちが商店や車を壊す。
装甲車が街中を走り、銃声が聞こえる。
建物の向こうに黒煙が上がってる。
盾を持った制服を着た軍人らの姿も映る。
映像だけを単純に見ると、
普通の商店や駐車している車を棒切れで叩き毀す、というのは毀す方が悪い。
拘束された場合は厳罰が待っているだろうことを覚悟で、この蜂起に出たということは、よほどの不満、不合理が蔓延しているのでしょう。
こんなブログから傍観者的発言は身が竦みますが、健全な方向へ向かって欲しい、そんな世界の中の目の役割のひとりです。
現状に対する不満をもった若者の実力行使。
このような発端が、革命や独立へと向かったり、強力な弾圧で情報が遮断避けたり、情報が行きかう時代だから、これまでにもいくつも見てきました。
かつて北京を旅したときのガイドさんの話を思い出しました。
清朝の時代の首都は北京。
「その頃、北京の貴族は皆満州人でした。etc.」
漢民族が多数派の国で、満州民族が統治し、満州人の辮髪という風俗が中国のイメージを作っていたのだと、そう思い巡らしながら、ガイドさんの話を聞いていました。
時の政府が属する民族が他民族に圧政をしいる傾向。
世界史をみても、いや、今の時代のあちこちに、見受けられます。
上手くいかないのが世の中、なのでしょうか。
欧州においては、知恵が使われて統合の方向へ向かっています。
知恵を最大限に使って、和睦の方向へ向かって欲しいものです。
インドに亡命中のチベットの教祖ダライ・ラマも、求められればいつでも北京へ出向くというメッセージを出しています。
チベットの地で、高官はすべて漢民族、店舗を経営するのも漢民族が有利、といういびつさがないように、
知恵を使って平穏を取り戻す方向に向かって欲しいものです。
オリンピックは大きい役割をしているとつくづく思います。
オリンピック開催で世界中から注目を浴びる、ということは、世界標準のルールに叶っていることも求められる、という意味も付随してくるのだと、近頃の中国報道を見ながら、思っています。
食の安全、
空気汚染の基準強化、
そして少数民族に対する対応
今オリンピックが目前にせまり、開催国として、これらの実態が民主化された世界中の目に晒される、ということは、オリンピック開催は無形の効果をもたらすものだと、つくづく思います。
かつて、娘が中国留学していたとき、中国はWTO(世界貿易機関) に加入しました。
「お母さん、WTO加入を中国では『世界に入る』と書くんだよ」と言っていたことを思い出します(実際は文字をどう並べるのでしょうか)※。
あれから6年程経ちます。
中国は「世界に入って」、開かれた中国は随分経済発展を遂げました。
WTO加入後に社会にでた人たちもドンドン増えており、閉鎖経済時代と同様の統制の仕方も叶わなくなってくるでしょう。
一足飛びには叶わなくても、開かれることによって、弾圧がそのままの状態はありえない、そう信じたいものです。
※ ネットで調べたところ、2001年11月、WTO加入。中国では、「入世」という表現を使ったとあとあります。
日本語のチベット情報を得られるページです。時々お訪ねするかたのページにあったものですが、こちらでも貼らせていただきます。
↓
http://www.tibethouse.jp/home.html