日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

米兵はナイジェリア国籍

2008-04-04 07:58:45 | 社会問題
ナイジェリア国籍の米兵…、こんな表現でニュースは連日、タクシー運転手の殺害事件を報じています。
アメリカは、いまイラクに多くの兵を送っています。死者が4000人(?)を超えたとか、貿易センタービルが飛行機による自爆テロで崩壊、多くの死者を出しましたが、そのときの死亡者を超えたなと思って聞いたものです。勿論、イラク人の死者はもっと多いはずです。
そんな危険な場に兵を送り続けなくてはならないアメリカとしては、外国籍であっても志願してくれば採用、軍隊経験は後日アメリカ国籍取得に考慮され、国籍取得しやすくなるとも聞きました。
そういえば、アメリカ合衆国はは移民によって建国された国です。
名古屋ボストン美術館で、浮世絵展など気に入った企画があるときは、仕事帰りに寄ることがあります。あるとき美術館のボストン紹介コーナーで、アメリカ史を伝える冊子を読んだことを思い出しました。
独立戦争の時は勿論、独立後の南北戦争の時も、兵士の需要が絶えずあり、そのことも会って、そのころ貧しかったアイルランド人を初めとしてヨーロッパからの移民を広く受け入れてきた。
南部の綿花地帯では、黒人をアフリカから、怒りの葡萄では、葡萄収穫にはヒスパニックではなかったかしら。
豊かになった人たちは、兵士にはなりたくないのも道理。
で、そんなときはアメリカ人になりたがっている外国籍の人も含めて兵士にしてしまう。そうやって、豊かな生活を求めたいために、軍服を着ている人を戦地に派遣しているのがアメリカ。いや、こんな傾向は、残念ながらアメリカだけではなくどこの国でもやってきた方法…、なのでしょう。
米兵であれば、パスポートがなくても入国できる、という情報も初耳。国家の治安のことなので特別なルールがいっぱいの世界。
22歳の兵士。その22年間はどこでどういう風に育ったのか。何故殺人まで起こしてしまったのか。ナイジェリア生まれなのだろうか、アメリカ育ちで、米国籍が欲しかったのだろうか・・・。
脱走兵というから、なにか事情もあったのか。
まさか、市民を殺すと自分自身も思ってはいなかったと思うのだけれど・・・。

たまたま彼を乗せたことにより亡くなった運転手さんに、合掌です。








コメント (2)
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