新銀行東京に400億円追加出資したかと思うと、今度は中学、高校に通う低所得家庭の生徒の通塾費用を無利子で貸しだすという話。
東京都はやさしいのだな、と思う。
失敗したけれど、当初の新銀行東京は無担保で中小企業に融資をしようとしたわけだし、今回も「困っている人を、200万円以下の低所得者を、助けたがっている」とも思われる。
でも、借金してまで通塾しないと学力が付かないのだろうか。
公立の中学、高校には、生徒に教育を授ける自信がないのだろうか。
専門家である教師の皆さん、
都のこの方針で、間違っていないと思いますか。
どの子も塾に行っているから、行かないと目的の進学が果たせない?
塾に行かないと、不利だ?
ウーン、「勉強するのは、学校だけでしっかり身に付くんだよ」と、先生方、子供たちにそういってやってください。
ダメ?
言えないのが現状なのでしょうか。
私の住む愛知県では、公立学校が比較的がんばっています。・・・わが子が通学していたころから10年ほどたちましたが・・・
公立の学校から、最高とされる大学にも、医学部にも、合格しています。
公立の高校へは、公立の中学の学校で教わったことしか試験に出ません。
だから、教科書内容を充分習得していれば、塾が補足しなくても大丈夫のはずです。
ハイレベルの内容を習得したければ、ハイレベルと参考書や問題集で学習すればいいのです。
教科書内容の習得がやっと、というレベルでは、繰り返しの説明や反復学習など、学校繋がりでの勉強が一番効率的。
塾に通って、新たな教本や参考書が増えれば、費用にしても、効率にしても、負担が何割か増し、になるのではないでしょうか。
そりゃ、都が通塾費用を融資するというと、塾は喜ぶでしょう。
100パーセントが通塾、ということになるかも知れません。
こんな現象って、本当に子供のレベルアップを願ってのことでしょうか。
公立学校の管理者である都が、教育を外注するためのコストを計上した・・・、というように見えるのですが、いかがでしょう。
昔、家庭教師をしていたときの話をひとつ。
中学2年の4月。その男の子は勉強から関心が離れそうな時期でした。
主に英語(たしか漢字も)だったと思います。2時間の家庭教師の初めの10分。中学1年生の教科書からスタートして、毎回宿題にしていた10個だか20個だかの単語テストを続けて、単語を全部覚えさせました①。
学校で使っている教科書、問題集の「りっかり理解」②が方針で、数学や、理科の計算問題、何でもやっていましたね。・・・ああ、若かった(笑い)。
①と②が満足に身に付くことで、秋も終わり頃には、充分自分のペースを習得していったのです。
特別に教材を買う必要はありません。
少し、伴走して支えればいいのです。
このレベルを上回る高難度の学習にも興味がある、という子供であれば、力があるのだから、子ども自身がそれ向きの学習教材を求めて、できるのではないでしょうか。
東京都は、好意で通塾費用を手助け、と考えていらっしゃるのだと思いますが、塾へ通わなくてもいいような教育環境を与えることを、放棄なさったのでしょうか。
東京都はやさしいのだな、と思う。
失敗したけれど、当初の新銀行東京は無担保で中小企業に融資をしようとしたわけだし、今回も「困っている人を、200万円以下の低所得者を、助けたがっている」とも思われる。
でも、借金してまで通塾しないと学力が付かないのだろうか。
公立の中学、高校には、生徒に教育を授ける自信がないのだろうか。
専門家である教師の皆さん、
都のこの方針で、間違っていないと思いますか。
どの子も塾に行っているから、行かないと目的の進学が果たせない?
塾に行かないと、不利だ?
ウーン、「勉強するのは、学校だけでしっかり身に付くんだよ」と、先生方、子供たちにそういってやってください。
ダメ?
言えないのが現状なのでしょうか。
私の住む愛知県では、公立学校が比較的がんばっています。・・・わが子が通学していたころから10年ほどたちましたが・・・
公立の学校から、最高とされる大学にも、医学部にも、合格しています。
公立の高校へは、公立の中学の学校で教わったことしか試験に出ません。
だから、教科書内容を充分習得していれば、塾が補足しなくても大丈夫のはずです。
ハイレベルの内容を習得したければ、ハイレベルと参考書や問題集で学習すればいいのです。
教科書内容の習得がやっと、というレベルでは、繰り返しの説明や反復学習など、学校繋がりでの勉強が一番効率的。
塾に通って、新たな教本や参考書が増えれば、費用にしても、効率にしても、負担が何割か増し、になるのではないでしょうか。
そりゃ、都が通塾費用を融資するというと、塾は喜ぶでしょう。
100パーセントが通塾、ということになるかも知れません。
こんな現象って、本当に子供のレベルアップを願ってのことでしょうか。
公立学校の管理者である都が、教育を外注するためのコストを計上した・・・、というように見えるのですが、いかがでしょう。
昔、家庭教師をしていたときの話をひとつ。
中学2年の4月。その男の子は勉強から関心が離れそうな時期でした。
主に英語(たしか漢字も)だったと思います。2時間の家庭教師の初めの10分。中学1年生の教科書からスタートして、毎回宿題にしていた10個だか20個だかの単語テストを続けて、単語を全部覚えさせました①。
学校で使っている教科書、問題集の「りっかり理解」②が方針で、数学や、理科の計算問題、何でもやっていましたね。・・・ああ、若かった(笑い)。
①と②が満足に身に付くことで、秋も終わり頃には、充分自分のペースを習得していったのです。
特別に教材を買う必要はありません。
少し、伴走して支えればいいのです。
このレベルを上回る高難度の学習にも興味がある、という子供であれば、力があるのだから、子ども自身がそれ向きの学習教材を求めて、できるのではないでしょうか。
東京都は、好意で通塾費用を手助け、と考えていらっしゃるのだと思いますが、塾へ通わなくてもいいような教育環境を与えることを、放棄なさったのでしょうか。