日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

「わが母の記」って映画が本日封切りらしい。

2012-04-27 16:27:31 | 母のことなど
ネット画面でたまたま「わが母の記」という文字をみて、自分の高齢の母のこともあって、ついクリックしてみた。
井上靖の原作の映画化らしい。
井上靖って言えば「しろばんば」や「夏草冬濤」で、洪作少年(井上靖)と育ててくれたおばあさんとの生活を書いた長編だった。中学校の国語の教科書にも取上げられていました。
両親は洪作少年をおばあさんに預けて、台湾だったかに長期赴任していたような記憶。
物語に母親の影はなかったのに~などと、思いだしたり。映画の原作については知らない。

若い人では知らない人も多いのでしょうが、井上靖は旧制四高をでて新聞記者になり、その後人気作家になった人です。
その旧制四高の建物が、改修保存されていて、その建物をスケッチしたことがあります。その建物のそばに、卒業生井上靖の詩碑がありました。その地の砂丘で星空を見上げながら、今と行く末を思う青年の心を詩にしたものでした。詩文では文豪井上靖も青年。いい詩でした。こんど同窓会で金沢に行ったら、友人にも、その詩碑のことを話題にしよう、と思っていました。

後年の井上靖氏の「わが母の記」は、どんな物語かは知りません。
自分の母とのかかわりは、誰にとっても、かけがえのないもの、なのでしょうね。
誰でも1冊は物語が書ける、とも言われます。
大正5年生まれの、私の母が生きた95年間もスゴイ激動の時代でした。
学制が変わり、円単位が変わり、家族制度が変わり、女性に選挙権が与えられ…、もっともっと、私の気がつかないちがい、の山積みでしょう。
母の生きてきた道のりを、脳梗塞で語り口は少し不自由になった気がしますが、聞き取りたいな、と思っています。








コメント
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