日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

オリンピックが始まった。

2021-07-25 15:13:24 | 私の雑感あれこれ
木曜に出かけたので、開会式の時間はホテル滞在中。
スマホに逐一ニュースが入ってくるので、リアルタイムで発生した問題を読むことはできる。
前日になってまで、開会式の総合プロデューサー解任劇があったとは、前代未聞です。
組織委員会の全員が開会式の中止か、超簡素化という意見だったのに、意見は組み入れられずにそのまま続行という形となった、らしい。

かつてソウルオリンピックの開会式も旅先のホテルで視聴したのを覚えている。リオのオリンピックの卓球も旅先のテレビだった。
今回は、開会式を観ない、ことにした。
アスリートの真剣な頑張りをオリンピック中止という形で奪ってはならない、と言われると、そこまで反旗を翻すのも、と思われる。でも、全国をリレーしたオリンピック聖火、というキャッチフレーズには、パスした自治体も数多くあるのに、これらの問題はなかったことにして、無事到着したという扱いになっている。辻褄さえ合っていたらいいんですね。

このコロナ禍で、無観客でも国威発揚風の派手なパフォーマンスで喜ばせる必要があった、という私たちの国の見解は、オリンピックをテコに経済発展を目指しているかつてと同じなのだと思いました。もう派手なパフォーマンスを控えるという選択もアリだと思います。ちなみにリオの開会式と比べて何十倍ものコストがかかっているそうです。
(ソウルオリンピックの時に選手たちが着させられていたマント風の衣装には違和感を受けたものです)

アスリートの方々の真剣な取り組みには感動を覚えます。
随分種目も増えてついていけません。かつてからある種目、素人にも感動できる種目のいくつかを選んでテレビ視聴しようと思っています。


京都のホテルの和食を目にしながら、海外から来られた方がコロナがなくて、京都にまで足を運んで、ホテルの朝食にこんな設えが並ぶのを目にすると、日本食は、なんと細かく手がかけられているのだ!と思われるだろうな、と思いながら、箸を持っていました。

コロナ禍が治まって、海外との交流ができるようになるのを観光地の方々は切に待ち望んでいるのでしょうね。






コメント (2)
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炎暑の旅から戻る。

2021-07-25 07:51:25 | 旅行・休養
オリンピックのための変則休日があることに気が付いて、急遽予約した京都旅でした。

忘れないうちに足跡をメモしておきます。(写真は追加予定)

自家用車で宇治の平等院に向かう。
カーナビでは到着まで2時間と出たのだけれど、途中で事故渋滞に巻き込まれ、ノロノロ運転で1時間のプラスとなった。5台の玉突き事故だったらしい。壊れた車の横を通ったけれど、大破した様子はなく、酷い人身事故ではなさそうで、ほっとした。

宇治平等院。修学旅行以来だけれど、イメージとしては華奢な感じを受けた。道長の別荘があった地に頼道によって作られた寺。

阿弥陀如来像の鎮座している内部見学は2時間待ちとのことで入室しなかった。(満員でもないのに、劣化を防ぐための制限なのでしょうか)
敷地内の鳳翔館に展示されている国宝の雲中供養菩薩像の数々の繊細な木彫に目を見張った。見事です。

次に源氏物語ミュージアムに向かう。
源氏物語はさわりの話をしっている程度なので、管内の説明を聞いて楽しむ。平安時代は宇治の地は風光明媚な別荘の役割を果たしており、宇治まで牛車で移動すると6時間を要したとのこと。宇治川に架かる橋と中洲の光景は、炎天だったこの日でも心地よさを感じさせました。当時の移動、牛車に乗っている人も、お付きの人たちもさぞかし大変なことだったでしょう。

次に三室戸寺へ。
アジサイや蓮が見どころと案内してあったので、蓮の花が観られるかと思ったのですが、目につかず、アレレ?
参道をずっと進み、かつ目の前に立ちはだかった階段。あきらめようかと思ったけれど、叱咤激励(膝に難点を抱えた自分を。大袈裟?)して、上り詰め本堂までたどり着いたら、蓮の花に出会えました。


次に万福寺へ。
黄檗宗大本山とのこと。そもそも詳しくはない。江戸時代初期に、中国から招いた隠元禅師の建立したお寺とのこと。あのインゲンマメとかスイカ、ナス、孟宗竹、落花生など日本の生活文化に大きな影響をもたらした方だそうです。



ここまで、見学の目的を果たしたことで良しとして、宿泊先ホテルに向かう。
但し、部屋は用意できるが食事は満員で素泊まりとなっているので、途中、夕食分と翌朝の朝食分を購入に立ち寄った。
夕食分は、二人ともウナギ弁当。朝食はパンと飲み物にする。

ホテルに到着。
〇〇〇〇〇共済が運営していて、会員は利用金額に応じたポイントがつく。滅多に利用しないので、ポイントカードを忘れた時「次回に領収書を持参してくだされば加算します」と言われていた。その後の利用時に領収書の持参忘れしたりして、延び延びになっていたけれど、今回はしっかり申告して対応してもらえた。4000円分をポイント利用。ラッキーです。翌日のためのバスの1日乗車券も購入しておく。

翌日は朝食も自室でパンを食べただけなので、早めに(7時半)ホテルを出発。
平安京創生館は10時開館なので、バスで錦市場へ向かう。
京都通の方は周りにたくさんいて、錦市場はよく耳にしたけれど、思いのほかこじんまりとした通り、という印象でした。
そりゃそうですよね。桃山時代ぐらいから市場として存在しているのですから、道筋にそんな広さは想定していないのも頷けます。買い物客がくる時間には早いこともあり、シャッターが下りているお店もいくつもあって、私の願いが叶いました。
先ごろテレビで伊藤若冲を取り上げた番組があり、彼が生まれ育ったのは錦通りの近くだったこともあり、お店のシャッターには伊藤若冲の絵が描かれている、と聞いていました。
観光客へのサービスなのでしょうが、あそこも、ココも、とたくさんの若冲の絵柄に出会ってきました。


まだ、10時には時間があるので、と足を延ばして嵐山に向かいました。
ここも修学旅行以来です。川辺で集団写真を写した記憶があるのですが、現在はそこまでのスペースはなさそうでした。
勿論、コロナ禍ですから、観光バスゼロ、修学旅行生ゼロ、外国人の団体さんゼロ、です。
それでも軽井沢の閑散ぶりと違って、個人の観光客とはすれ違う程度にはありました。

次に、近場の天龍寺(世界遺産)にも立ち寄ろうと、バスに乗車。
嵐山から天龍寺に向かう通りのお土産物屋さん並びの人通りの多いこと。皆さん渡月橋から遠ざかる方向へ歩いていらっしゃる、なんで?なんて、疑問に思っていると、「竹の小径」があるらしいですね。・・・雑なもので、あとから気が付く。

本堂・庭園を参拝。書院・大方丈で腰を下ろして休憩。炎暑の日だけれど、開け放たれた大広間に通り抜ける風が心地よい。
加山又造による雲竜図も観る。八方睨みと説明されているので、龍の目に焦点を合わせて一回りしてみる。
なぜそう見えるのか。どうして特別なのか。一体しか描かれていないから?白目の中の黒目の位置取りが特別だから?
ふ~~ん。

その後、バスで平安京創生館へ。
平安京のジオラマで当時の都を想像してみる。
朱雀大路は現在の千本通の道筋になるそうで、唐の街並みを真似た、縦横の条坊制の跡はうかがえるけれど、平安宮の跡は検討を付けるだけ。京都御所の場所とは別物。京都御所はいつ頃にあの場所となったかも再確認しておかなくっちゃね。

その後、京都歴史館へ。
ここでは京都の町が現在の様子に移り変わっていった経緯をVTRで流していた。
大分疲れも溜まってきたので、ホテルへ向かう。

ホテルでの夕食。1泊目が素泊まりだったので、2泊目はランクアップしたメニューを頼んでいたつもりだったけれど、手違いがあってスタンダードメニューに。ちよっとがっかりだったので、鱧のお通しを一品追加した。

3日目。
ゆっくりとスタート。
洛北の貴船・鞍馬方面へ向かう。
碁盤の目になっているエリアは観光バスもいないし、スムーズなのだけれど、山間部へ向かう道は道幅が細くてすれ違いにヒヤヒヤする。
貴船神社の近くになると、川床料理のお店が目につきはじめる。
観光のパンフレットでは目にしていたが、ここを訪れたのは初めてで珍しい。
なにしろ傾斜のある所に建っている神社なので階段は当然。頑張って上る。
奥宮までも足を延ばそうとして川に沿って歩く。延々と川床料理のお店が続く。こんなにもたくさんのお店にお客がやってくるのだと感心する。料金はほぼひとり1万円前後。ロケーション代なのでしょうね。


その後、鞍馬寺に向かう。カーナビやグーグルのマップ機能の助けを借りて。便利な世の中です。
ケーブルカーは当然利用するものの、山の中のお寺なので、ケーブルカーを降りても階段に次ぐ階段。
最終段階まで行かずに、途中のお休みどころで、名物の抹茶最中アイスを食べて、夫が上ってくるのを待機しました。


この段階で、12時を少し回ったところ。
大原の寂光院や三千院に向かう策もあったのですが、道幅が狭いのに疲れたこともあって、次にすると決めて、帰路につきました。

自宅に戻ったのは3時過ぎ。
つぼみを二つ付けた鉢バラと挿し木1本の水枯れを心配して、心持ち場所移動していたのですが、つぼみは開花し、挿し木は元気で待っていてくれました。ほっ。
















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