日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

昨日は誕生日の食事会そして映画のこと。

2018-01-17 07:21:31 | 私の雑感あれこれ
といっても、いつもと同じ夫婦二人で、ですけど。
ちょっとリッチなバージョンでした。

懐石料理の料理長お任せコースを堪能してきました。
わたしのお気に入りのお店なのですが、この和のフルコースもお腹いっぱい。
いつまでこのコースを美味しいと堪能できることやら。

帰ってから、DVDで映画「Wの悲劇」(夏樹静子原作)を観ました。
3度目?4度目かもしれません。これもお気に入りです。
近頃ハリウッド映画界で、何十年も前にセクハラを受けた女優たちが、映画賞の授賞式に黒いドレスで参加したという話題に接して、いつか見た、この「Wの悲劇」を思い出したのです。

映画のオープンシーンは暗がり。女優を志すからには、これもあり、との初体験をおもわせるシーンではじまる。
今を時めく女優は、若いころに頼ったパトロン(スポンサー)とのつながりがあっての今の自分なのだと、はたちの女優志望の女の子に説く。
アクシデントの当事者の肩代わりをすることで、主役をもぎ取るのだけれど、もぎ取られた相手が真実を知り、殺傷沙汰に。マスコミが大勢押しかけている場での出来事だったから、彼女はマスコミから叩かれ、泥沼状態に突き落とされる。

二人の間に止めに入った同居男性(元演劇青年。今は不動産屋)が傷を負う。

その元演劇青年と住んでいたアパートを訪ねて、新しいお客を案内している彼と顔を合わせる。

ふたり。

彼:これが千秋楽か。(ふたりの最後が?という意味)

彼女:わたしの中のもう一人が、このシーンは泣いちゃダメ。笑えっていうのよ。(もちろん、必死にこらえている)

今の状態を振り切って、先に進まなくってはと、自分で自分の背中をおしている。


凝縮されたセリフに心揺さぶられる。
・・・ワタシ、甘ちゃんなんだろうか~。

はたちだったころは、はるか彼方だけれど、やっぱりこの映画は好きですね。








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