日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

聖火リレー

2008-04-08 07:23:07 | 社会問題
オリンピックの聖火に罪はないものの、あちこちで難儀にあっている。
ロンドンでは警備の警察官とそっくりの服装をした人が、突然聖火を消そうと消火器を向けたとか。
次のフランス、パリではロンドンの倍の警備をつけたものの、はたまた混乱。
聖火が消されてランタンに入れられて護送用の車に乗ることもあっり、リレーも一部で取りやめになったとか。今のニュースが伝えています。
聖火リレーをすることは、国際行事であるオリンピックを歓迎しようという一環。
嫌うこともないことだけれど、これにチベットの人権侵害が重なるとなると、人権擁護の一等国であるイギリスやフランスは、ここぞとばかり抗議行動として表現する。
これでいいんだ、と思うところがある。
遠く離れた地域であっても、人権侵害があるとみれば、一緒になって抗議する、こんな人たちもいることが健全なのではないかと思う。
管理統制が徹底して、選挙をしてもほぼ100パーセントの票を獲得して、現政権担当者に決まったり、国家のトップが国政選挙を経ないで決まっている国の方が不健全。
そう思うのだけれど、どうでしょう。
聖火はこれから、アメリカのロスアンゼルスにも行く。日本の長野にも行く。
北京に行き着くまでの道のりは長い。
各国の洗礼を受けた聖火が、結果として中国に人権の世界標準(先進国標準?)の伝え手になってくれるといいな、そう思います。

映像として世界に流れている(流しているのは、主に先進国なのでしょうか)、ということ。
情報が開かれていることは、少しずつ改善に向かう兆しに繋がっている、そう信じています。

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米兵はナイジェリア国籍

2008-04-04 07:58:45 | 社会問題
ナイジェリア国籍の米兵…、こんな表現でニュースは連日、タクシー運転手の殺害事件を報じています。
アメリカは、いまイラクに多くの兵を送っています。死者が4000人(?)を超えたとか、貿易センタービルが飛行機による自爆テロで崩壊、多くの死者を出しましたが、そのときの死亡者を超えたなと思って聞いたものです。勿論、イラク人の死者はもっと多いはずです。
そんな危険な場に兵を送り続けなくてはならないアメリカとしては、外国籍であっても志願してくれば採用、軍隊経験は後日アメリカ国籍取得に考慮され、国籍取得しやすくなるとも聞きました。
そういえば、アメリカ合衆国はは移民によって建国された国です。
名古屋ボストン美術館で、浮世絵展など気に入った企画があるときは、仕事帰りに寄ることがあります。あるとき美術館のボストン紹介コーナーで、アメリカ史を伝える冊子を読んだことを思い出しました。
独立戦争の時は勿論、独立後の南北戦争の時も、兵士の需要が絶えずあり、そのことも会って、そのころ貧しかったアイルランド人を初めとしてヨーロッパからの移民を広く受け入れてきた。
南部の綿花地帯では、黒人をアフリカから、怒りの葡萄では、葡萄収穫にはヒスパニックではなかったかしら。
豊かになった人たちは、兵士にはなりたくないのも道理。
で、そんなときはアメリカ人になりたがっている外国籍の人も含めて兵士にしてしまう。そうやって、豊かな生活を求めたいために、軍服を着ている人を戦地に派遣しているのがアメリカ。いや、こんな傾向は、残念ながらアメリカだけではなくどこの国でもやってきた方法…、なのでしょう。
米兵であれば、パスポートがなくても入国できる、という情報も初耳。国家の治安のことなので特別なルールがいっぱいの世界。
22歳の兵士。その22年間はどこでどういう風に育ったのか。何故殺人まで起こしてしまったのか。ナイジェリア生まれなのだろうか、アメリカ育ちで、米国籍が欲しかったのだろうか・・・。
脱走兵というから、なにか事情もあったのか。
まさか、市民を殺すと自分自身も思ってはいなかったと思うのだけれど・・・。

たまたま彼を乗せたことにより亡くなった運転手さんに、合掌です。








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「よかにせ大根」を眺めながら・・・

2008-04-02 07:42:38 | 私の雑感あれこれ
昨日四月一日青空。
スーパーマーケット前のバス停でバスを待ちながら、野菜の搬入作業に目が留まる。
小型トラックから、台車に荷下ろしされるダンボール入り大根。
ダンボールには「よかにせ大根」とある。
よかにせ・・・。
そして、あわせて鹿児島県南九州市との印刷も。
ああ、鹿児島弁のよかにせどん・・・からのネーミング(先程ネットで確かめたら、「ハンサム」という意味)。
ダンボールの隙間から見える大根は、確かに姿かたちが揃った大き目のハンサム青首大根でした。
うーん。大都市近郊のこの地域でも、大根は取れるし、我が家も「よかにせ」ではなかったけれど、大根が食べきれずに随分たくさんの方にもらっていただいた。
それなのに、それなのに。
遠く鹿児島、南九州から新鮮な姿の大根がここに。船便だろうか。トラックでやってきたのだろうか。
ああ、そういえば今はガソリン価格がとやかく言われている。
長旅はガソリンや重油の消費に繋がっているのに、いまのこの国はこんな仕組みなのだと、その理不尽を思ってしまう。
L10本入りが30箱。
私のご近所の主婦たちに、よかにせ振りを発揮して、今日明日にでも売れていくのでしょうか。
この冬、大根で溢れた我が家ですが、今は姿を消しました。
変わってタクアンがいっぱい出来上がっています。
漬物って、本当に保存食なのですね(去年のキュウリの奈良漬もまだ食べ切れていません)。
今度は、2本、3本とタクアンをあちこちの友人におすそ分けしている状態です。
取れすぎたものは端境期に備えて保存食にするという昔の知恵が姿を消して、ガソリンに加勢してもらって食料確保しているのが実情なのですね。
ガソリン税が頻繁にニュースになっている昨今、地産地消のムーブメントが起きたらいいな、それは常々思います。


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