日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

日本の農業がらみの話題で

2012-01-15 08:03:58 | 社会問題
週間朝日今週号(1月20日発行)のコラム「田原総一郎のギロン堂」を抜粋して見ます。

見出しには「農水省のカラクリに騙されるな。日本の農業は強い」とある。
 田原氏が岐阜県大垣市の専業農家のシンポジウムに参加して知ったことを、次のように述べている。

-略-
 たとえば、農水省発表の農林業センサスによれば、農業従事者の平均年齢は65.8歳(2010年現在)。つまり、ほぼ66歳となっている。このままでいくと、平均年齢が70歳となる日も近いと思ってしまうだろう。恐ろしいまでの高齢化で、日本の農業の崩壊は間近だと誰もが思う。私も、そのように捉えていた。

日本の総農家数は約252万戸、そのうち一定の規模を超える農家は約163万戸。さらにその中で農業による収入が、農業以外の所得、つまり兼業して役場や企業から多く、65歳未満の従事者がいる「主農業家」は約36万戸しかない。ということは、約216万戸、総農家の約86%は農業で生計を立てているわけでなく、役場や企業に勤めていて、週末しか農業に従事していないということだ。1戸あたりの生産量は主業農家に比べてきわめて低いだろう。
 そして、こうした人々が60歳で定年となり、勤め先を退職すると、形の上では専業農家になる。彼らは、当然ながら60歳以上であり、こうした専業農家が平均年齢を釣り上げる要因となっている。もともと兼業農家だから、後継者もいない。
 農水省はこうしたカラクリを説明せず、日本の農業従事者は大変高齢で、しかも後継者がいないと嘆いてみせている。農業が弱くて可哀想な産業だと言い立て、国から予算を少しでも多くぶんどり、農水官僚を減らすまいとしているのだ。
 農水省のもう一つの訴えが、日本は食糧自給率が世界の最低レベルで、危機的状況にあるということだ。日本の食糧自給率はついに40%を切ったと農水省は騒ぎ立てている。
 だが、農水省が食料自給率と称しているのは「カロリーベース」の自給率だ。カロリーベースの自給率を基準にしている指標にしているのは世界で日本だけで、海外では「生産額ベース」の自給率を指標にしている。そこで日本の農業生産額ベースの自給率を出すと、なんと自給率69%になる。

-略-

 日本の農業は、非常に弱くて先細りだと私は考えていたが、農業の生産額では、日本はなんと世界5位の農業大国なのである。

 農水省と農協が、なぜか防衛省に倣って、日本の農業を「攻め」ではなく、「守り」で「内向き」の産業にしてしまっているのだ。大垣に集まった専業農業家たちは、誰もが「日本の農業は輸出産業になる」と自信を持ち、TPP参加にも賛成していた。

 以上、抜粋

ここまで、読んでくださったとしたら、ありがとうございます。
分かち書きにまとめようとしたけれど、結局、そのまま書き写しになってしまいました。
農業従事者の高齢化とか、所得保障が必要だとか、いつも耳に入ってくるステレオタイプの情報より、数段説得力を持った説明だとおもったものですから。

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寒さ一段と厳しい折のつれづれ

2012-01-14 09:34:46 | 私の雑感あれこれ
暖房した室内で過ごしている。
晴れの日が続いているのだけれど、八朔のオレンジ色があるだけで、庭は冬枯れの態。
晩秋に埋めたチューリップの球根、この寒さで春待ちしている、と思うと、ご苦労さん、の気分。

お隣の紅梅の蕾はまだ固い。
開いた花時よりも、膨らんだ蕾の風情が見事な紅梅を眺めるようになって20余年。
枝あたりに鳴き声がして、覗くと「あっ、ウグイス!」と思うことがあったが、
その鳥がウグイスではなくて、メジロだと知ったのも、この紅梅が縁でのこと。
そのお隣が次の月曜から、解体工事が始まると案内があった。
まず、建物からだから、この紅梅は、今年は咲くことが出来るだろうか。
主なしの敷地で咲く紅梅。
ちょっと失礼して、蕾の膨らんだ、ちょうどいい加減をスケッチしようと、待ち構えている。(ウフフ)

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いま朝イチで気になること。

2012-01-11 07:14:31 | 私の雑感あれこれ
膝の痛み。
目を覚まして、ベットの上で恐るおそる左膝を曲げてみる。
難なく曲がる!
ヤッター、今朝は快調。
勿論、元気な右膝とは微妙な違いはあるけれど、膝を曲げて膝裏が痛いのは、「腫れて圧迫するから痛みが発生する」と説明されていて、
この快調は、ひとまず腫れが引いているということ。

膝頭の内側内部のズキンという痛みは、なくなってはいないけれど、より痛めつけないようにサポーターをつけて凌いでいる。
日曜日から、大相撲が始まったけれど、お相撲さんの膝のサポーターばかりに目が行く。
膝が痛いのに相撲をとっているなんてご苦労さまなこと。

「長くベットで安静にしていると歩けなくなる」症状のように、足のためにはマイナスだ。だから、痛まない程度に歩いて、膝を使わなくてはならない。

目標としては、2月末までには、快調になっていますように。
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伊勢参拝と牡蠣の食べ放題

2012-01-08 10:18:06 | 旅行・休養
新年7日、鳥羽までドライブして牡蠣の食べ放題を体験してきました。
「海上の牡蠣食べ放題」と銘打ってあるだけあって、風が吹くと、風防付きハシケのような食事場は、ギシギシと音を立てて揺れて、「海上」であることを感じさせてくれました。
11時からの1時間半の食べ放題なのですが、牡蠣の山をテーブルの四方において、順次網上で焼いては食べを繰り返しました。
生牡蠣の中にこもる水分が熱せられてプシューと噴出すと食べごろ、と教えられて、次々とテーブル下は牡蠣殻の山となりました。
1時間で満腹。
味付けなしで、牡蠣そのものを満喫したわけですが、口の中が塩ッパイ。
そう、生牡蠣って海水味だったのですよね。

その後、恒例のように訪ねている伊勢神宮へ。
お天気に恵まれているし、案の定の参拝客。
おかげ横丁で、あんこいりの甘いものを食して、塩味の口の中を中和(笑)。
いつもだと、伊勢名物の海産物をお土産にしたりするのだけれど、
牡蠣で満腹状態なので、そんなお店は素通り、でした。

よい年になりますように。

コメント (2)
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新年が始動しているのだけれど、ああ・・・

2012-01-08 10:07:10 | 私の雑感あれこれ
膝の痛みが、好転しない。
考えてみると、12月4日のショートテニスの試合前は、ムリは出来なくても、歩くのに不自由しなかった。
その証拠に、11月下旬は、ウォーキング大会に参加している。
エントリーしている試合を大事をとってキャンセルしておけば、今の状態にはならなかった、のも判る。
でも、ソレを選択すると、どこかモヤモヤ自分を責めていたでしょう。
自分でした選択。
で、今の結果。

このまま持病になるのだろうか、と腐る気持ちがふっと湧く。
「まだ、1ヶ月しかたっていないのだから、気長に構えて…」と家人にいわれると、
すごく嬉しい。
「そうだよね。このままではないよね」と、自分に言い聞かせている。

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明けましておめでとうございます。

2012-01-05 06:50:18 | これから先のこと
きっと節目になる歳、あの時は・・・、と振り返る歳になりそうです。
気を引き締めて、こころ豊かに、前をみて生きたいと思います。

ネットサーフィンをしていたら、こんなブログを見つけました。
http://blog.goo.ne.jp/mit_sloan/e/95bc603d77d5d69ba1457f72357bdcbe
パイを増やす人、パイを分け与える人 という分類の仕方。

この歳まで人間をやっていると(苦笑)、パイなんてそもそも固定しているものではない、と思っている。
そして、論じる論じないにかかわらず、自分の持っているパイをどう生かしたかの痕跡を残して終わりになるのだろう。
パイを抱えての一生という旅路、満足行く軌跡でありたい。

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