寒山(「中国詩人選集5」岩波書店)
「一人好頭肚」を読む。
「不息」がゲーテを思い出させる。「憩うことなく」(休むことなく)――そして、こういうとき「息」という文字を使うことに体が揺さぶられる。
「休む」ということは息をすること。体の奥深くへ新鮮な空気を入れること。深呼吸すること。
漢字文化だけではなく、漢字が私たちの肉体にもなっていることに気がつく。
「一人好頭肚」を読む。
長漂如汎萍
不息似飛蓬
「不息」がゲーテを思い出させる。「憩うことなく」(休むことなく)――そして、こういうとき「息」という文字を使うことに体が揺さぶられる。
「休む」ということは息をすること。体の奥深くへ新鮮な空気を入れること。深呼吸すること。
漢字文化だけではなく、漢字が私たちの肉体にもなっていることに気がつく。