詩はどこにあるか(谷内修三の読書日記)

日々、読んだ本の感想。ときには映画の感想も。

谷川俊太郎『からだに従う』

2024-06-25 14:58:38 | 

 

谷川俊太郎『からだに従う』(集英社文庫、2024年06月25日発行)

  谷川俊太郎『からだに従う』には「ベストエッセイ集」というサブタイトルがついている。谷川俊太郎のベトトエッセイなのか、ベストエッセイ集というシリーズの一冊なのか、よくわからないが、まあ、エッセイ集である。
 読み始めてすぐ、「文体が固い(若い)」と感じた。最初の「失恋とは恋を失うことではない」はいつ書かれたものか。次の「青年という獣」には(「新潮」1955年6月号)と初出が明記されている。やく70年前だから、まあ、文体が若くて当然なのだが、その文体の若さは、(当時の)詩の若さよりも、もっと若く感じられる。

失恋のすべてを通じて確かなことは、僕らはどんな失恋をするにしろそれは恋を失うことではないということです。

 どこが「固い」のか。何かしら、そう感じる。「すべてを」「確かなことは」という言い回しだろうか。何か、思っていることを「すべて」「確かなこと」として書かなければならないという緊張感がある。「それは」と言い直し「ということです」と締めくくる。
 詩ならば、こんなリズムにはならないだろうなあ。もっと「開放」された形で書かれるだろうなあと思った。「閉ざされた」印象、「閉じた」印象がある。それは谷川が谷川だけを見つめているということかもしれない。
 次の段落で、谷川は

僕の友達の一人に失恋について奇妙な誤解を抱いていた奴がいました。

 と語り始めるが、「友達」を語りながら、だんだん友達をはなれ、谷川自身をみつめていく。そして、自分のなかに見つけ出したものを「普遍」のように借り始める。

恋は、愛ではなく、恋は本質的に孤独なものなのではないでしょうか。

 ここにはもう「友達」はいない。「奇妙な誤解」もない。
 そうした「論理の整理の仕方」のなかに、私は「若さ」を感じた。そして、なんとなく安心もした。

最近の写真を見ると、ぼくの顔もだんだん人間に似てきたようだ。つい先頃まではぼくも青年というれっきとした獣だったのだが。

 「だんだん」「つい先頃まで」という「時間の論理性」を踏まえて「れっきとした」ということばで「ようだ」を推定ではなく断定にかえる、そのことばの動き。ここには、やはり、若者特有の「固さ」があると私は感じた。そして、やっぱり安心したのである。
 どんな「安心」か。まあ、言わないことにする。
 「女*果てしなき夢」に、こういう文章を見つける。

女について書くことのできるのは、シモーヌ・ド・なにがし女史のような女自身か、でなければ宦官くらいのものだろう。

 「シモーヌ・ド・なにがし女史」も、若さゆえの「固さ」だろうなあ。ボーボワールと書いたって、何の問題もない。でも、そう書きたくない。そういう「固さ」があったのだ。谷川の「若い」ときには。
 で、私は、そういうこととは別に。
 そうだなあ、と思う。「女自身」というよりも、女について書くことができるのは、ボーボワールしかいなかった、と私は感じる。『招かれた女』とか『アメリカその日その日』とか。そこには確かに女が生きている。多くの女の作家がいるが、そのなかからボーボワールを引き出しているところに、私は、とても共感した。
 「共感」を書いたので、今度は、反論も書いておこう。
 「沈黙のまわり」の次の文章。

初めに沈黙があった。言葉はその後で来た。今でもその順序に変りはない。言葉はあとから来るものだ。

 たしかに「言葉はあとから来る」と言いたいときがある。しかし、そのとき「先」にあるのは「沈黙」ではなく、「ことばにならない(できごと)」だと私は感じている。ことばのあとに沈黙が来る。その沈黙がことばを飲み込んでしまうときもある。そうしたできごとのあとで、「言葉はあとから来る」(言葉は遅れてやって来る)という印象が生まれることがある。けれども、いつも、ことばが先にあると思う。「沈黙はあとからやって来て」、次の「新しいことば」を誘うのである。「新しいことば」を誘うためには「沈黙」が必要なのだ。
 ことばの先に何が存在するかを考えたとき、そこには「無」、あるいは「空」がある。そして、そさは「沈黙」と違って、とても豊かな何かのように感じられる。それは「沈黙」とは違って、ことばを「生み出す」。「生み出す」と「誘い出す」は違うと、私は感じている。
 「反論」と先に書いたが、これは「反論」ではないかもしれない。
 谷川のことばを読んだ瞬間に、このことだけは書いておきたい、と突然思ったのである。私が書いたことばは、谷川によって誘い出されたことばなのである。まだエッセイを読み始めたばかりだが、そのことを書いておきたいと思ったので書いている。
 谷川の書いていることばのなかの沈黙(あるいは、ことばの「余白」か)が、私のことばを誘い出している。誘い出されるままに、あるいは、その誘いに「従って」私は書いたことになる。

 


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まだ残っていた

2023-03-17 22:25:58 | 

 街角にまだ残っていた。そこにあらわれる、きっとあらわれる。そう思っていた。そして、それは詩になった。忘れないように、ライラックの花の匂いのことを書いた。手の匂いに似ていた。そのとき書いたことば、手の匂いに似ていた以外は、もう忘れてしまったが、書いた記憶、なによりも、そこにあらわれる、きっとあらわれると思っていた記憶が、まだ街角に残っていた。小さな本屋は消え、熱いコーヒーを飲んだ店もなくなっていたが、あのときの、ライラックの匂いが残っていた。もう何年も前のことなのに。あの日と同じように、風に揺すられて、広がったり集まったりする匂いが残っていた。そんな詩を、きっといつか書くに違いないと予感した、そんな悲しみ、悲しみのままでが残っていた。それが、いま、あらわれた。

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禿げ頭のピカソが

2023-01-27 15:28:12 | 

禿げ頭のピカソが  谷内修三

禿げ頭のピカソが
砂浜で絵を描いている
半袖半ズボンから
太った腹と同じ筋肉でできた
太い輝きがはみ出る
太い腕、太い腕で太い棒をつかむ
それは太いペニスになって
世界を獲得する
強靱な円がかさなり
ぎょろりとした目が
精液のように飛び出す
太陽よりもまっすぐに突き刺さる
頭には牛の角が生え
禿げ頭なのに毛むくじゃらだ

荒荒しくえぐられる
砂の奥のきのうの温んだ水
透明に乾いて駆け抜ける
あしたの光
砂はいつまでおぼえているだろうか
どんな色よりも強い線
になったその日
永遠を拒絶する
ピカソを

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Tengo algo que decirte

2022-09-13 18:27:12 | 

Andreas Martin Andersen - Hendrik Andersen and John Briggs Potter in Florence (1894)


Tengo algo que decirte

Me siento en el borde de la cama y me pongo los calcetines
La luz de la mañana entra por los huecos de las cortinas
La luz corre veloz sobre tu blanca desnudez
Igual que mis dedos se movieron sobre tu piel anoche

Lentamente abres tu cuerpo, apartas las sábanas
Recuerdas el amor en tu sueño
Tu dedo traza suavamente sobre la luz
Para prolongar el tiempo del éxtasis

Veo tus labios abiertos pequeños
Dientes más blancos que la luz, están húmedos
La lengua recorre el paladar en busca de sonido.
Una voz débil se filtra, pronuncia un nombre que no es el mio

Entiendo todo, todos tuyos
Pero no son los celos ni la tristeza lo que me atrapa
Es un placer que no se puede nombrar
Es aburrido amarte para mi, si tú no eres amdo por ninguna persona

No es un amor que todos adoran
Entonces necesito un rival
Es más importante que tú
Solo ese hombre conoce el significado de este amor

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Palabras archivadas

2021-12-18 21:32:02 | 

Palabras archivadas

 

Hay una foto en tu libro.

Hay algo escrito con letras familiaresen la parte de atrás:

" Llena mi vacío con tu gigante".

¿Ese sueño se hizo realidad?

 

"Tu caliente vida corre por mi cuerpo, y

Se florece en una gran flor blanca en mi mente ".

¿Cuándo sucedió eso, hace diez años o ayer?

¿Es una habitación con sol del oeste o en una cama con las luces apagadas?

 

"Un olor fuerte se desbordará de mi cuerpo durante todo el día.

Todos me miraran y me culparan”.

Tienes ojos salvajes en la foto.

Conozco esos ojos, aunque algunas veces me parece no conocerlos.

 

"Quiero ser odiado por todos mis amigos,

Quiero ser único tuyo".

¿Ese sueño se hizo realidad?

¿De quién son las lágrimas que borraron las letras?


yachishuso

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La MEMORIA

2021-12-04 00:01:19 | 

La MEMORIA

 

La memoria se ha ido como el agua de un río.

Nunca volverá.

En esa habitación había un jarrón.

El sol poniente se colaba por una fina cortina.

La sombra del ciclamen en la mesa.

"Esta flor florece mirando hacia abajo"

Tus ojos la miran suavemente desde abajo.

Me ayudaste a quitarme la camisa.

Tus dedos se detuvieron por un momento en mi pecho.

Contuve la respiración y esperé

Que ellos comiencen a moverse de nuevo.

Cuando no pude soportarlo y exhalé,

tus dedos se habian movido..

No recuerdo después de eso.

La memoria se ha ido como el agua de un río.

 

La memoria está esperando

en esa habitación que nadie visita

con el ciclamen.

 

yachishuso

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El dolor

2021-11-29 08:10:47 | 

El dolor

 

Qué efímera, una rosa seca. Los pétalos están esparcidos, solo a causa de un suspiro tuyo. Alguna vez, ellos se florecieron con el calor de tu aliento.

 

Solo dos semanas.

 

Pero recuerda la rosa. Noches y días que seguía absorbiendo agua fresca. Un latido del corazón palpitante en el conducto. Yo mismo irradiaba un olor sorprendentemente dulce.

 

yachishuso

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EPITAFIO

2021-11-25 07:20:10 | 

EPITAFIO

 

En escultura y pintura, heredaste el espacio transparente de Dalí. En poesía, la metáfora fue hábil. Tocaste el amor y la verdad como si tocabas una rosa. Ojos, labios, dedos. Los alabo. (Quiero grabar lo que dijiste, pero no quiero que otros lo lean). Por la mañana, exprimiste una naranja amarga y la bebiste. Te bañaste con agua fría durante el día. Tu habitación estaba llena de luz. Dormias por la noche. El color de la camiseta siempre fue agradable. La forma de arreglar la barba era de primera categoría. Dos años y tres meses, demasiado largo para la sensualidad, demasiado corto para la angustia. Gracias, abrazos, besos.

 

yachishuso

 

墓碑銘

 

彫刻と絵画では、君はダリの透明な空間を引き継いだ。詩においては、比喩が巧みだった。バラに触れるように、愛と真実に触れた君。目、唇、指。私はそれをたたえる。(君の言ったことばを刻みたいが、他人に読まれたくない。)朝、苦いオレンジを絞って飲んだ。昼、水を浴びた。光がいっぱいだった君の部屋。夜は眠った。シャツの色がいつも素敵だった。髭のととのえ方が超一流だった。2年と3か月。官能には長すぎた。苦悩には短すぎた。感謝、抱擁、キス。

 

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Tengo algo que decirte

2021-11-14 20:44:50 | 

Andreas Martin Andersen - Hendrik Andersen and John Briggs Potter in Florence (1894)


Tengo algo que decirte

 

Me siento en el borde de la cama y me pongo los calcetines

La luz de la mañana entra por los huecos de las cortinas

La luz corre veloz sobre tu blanca desnudez

Como mis dedos se movieron sobre tu piel anoche

 

Lentamente abres tu cuerpo, apartas las sábanas

Recuerdas el amor en tu sueño

Tu dedo traza suavamente sobre la luz

Para prolongar el tiempo del éxtasis

 

Veo tus labios abiertos pequeños

Dientes más blancos que la luz están húmedos

La lengua recorre el paladar en busca de sonido.

Una voz débil se filtra, llama a un nombre que no es mio

 

Entiendo todo, todos tuyos

Pero no son los celos ni la tristeza lo que me atrapa

Es un placer que no me puedo nombrar

Es aburrido amarte que no es amado por nadie

 

No es un amor que todos adoran

Entonces necesito un rival

Es más importante que tú

Solo ese hombre conoce el significado de este amor

yachishuso

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Rosa blanca

2021-11-05 07:45:31 | 

Rosa blanca

 

Rosa blanca

La palabra de las flores: castidad, te merezco, profundo respeto

Siempre en aquel hotel, en aqulla habitación

Había flores artificiales. Una rosa blanca falsa

La coloreamos con algo que desborda del cuerpo

Sudor como la lluvia de abril, el olor a fluidos corporales indelebles, el gemido ardiente

Riéndose de las palabras de la rosa blanca

Porque sabiamos no era un amor alabado

 

Cuantos años han pasado desde entonces?

Compro para recordarte

Una flor de rosa blanca

Castidad, te merezco, profundo respeto

Recuerdo las palabras al otro lado de nuestro amor

Lo que está grabado en el cuerpo, no en la mente

 

Me enseñabas todo

Te lo quitaste todo

Déjame solo el recuerdo

Castidad, te merezco, profundo respeto

Tu eras existencia absoluta para mi…..

 

 

yachishuso

 

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DOS SOLEDADES

2021-10-24 15:01:26 | 

DOS SOLEDADES

 

¿Qué piensas de la soledad?

Preguntas, mirándome a los ojos

No puedo vivir solo sin soledad

Respondo mientras tocaba tu mano

 

Y nos encontramos y nos separamos

No puedo olvidarlo

¿Tenías algo más que preguntarme?

¿No tenía yo otra respuesta?

 

Por ejemplo, escribes que el amor ilumina tu corazón

Escribo que me esperas bajo mimosa

Por ejemplo, escribes que tu alma está angustiada.

Escribo que el periódico vespertino abandonado fluye río abajo

 

Leo la carta tuya que ya no me llega

No puedo vivir solo sin soledad

Al recordar mis palabras

Se escucha a Bach desde una habitación distante

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TENGO un SECRETO

2021-10-24 00:04:08 | 
TENGO un SECRETO

Tengo un secreto que no le he contado a nadie
Pero tu lo sabes, no?
Cualquier pasado siempre permanecerá en el cuerpo, y
Un día, de repente aparece
Movimiento inesperado
Ya debes haberlo visto
Tambien vi tu secreto
Las depresiones en tus axilas se colorean cuando mis labios se acercan
Los músculos de tu espalda se doblan cuando mis dedos se alejan
Habíamos tenido los mismos placeres y angustias antes
Yo lo sabía. Pero no digo, nunca diré nada
Nunca le contré a nadie todo lo que pasó entre tú y yo hoy
Seguiré esconderlo como nuevo secreto mio y tuyo
No podemos hacer nada con la voz que se filtra incontrolablemente
Pero aparte de eso, lo esconderemos para siempre en nuestras corazones
Sí, porque, es nuestra ilustre juventud de una sola vez
yachishuso
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ESPEJISMO

2021-10-15 19:16:44 | 

ESPEJISMO

 

"TU" …. que aparece en tu poema

¿Quién es ese hermoso " TU "?

 

¿Yo conozco a “TU”?

¿O no le conozco?

 

¿Es la persona que creaste en tu imaginación?

Al contrario, ¿ tu eres la persona que creó por la imaginación de “TU”?

 

Creo que conozco a "TU"

Sé dónde vive, su número de teléfono, y su hotel

 

Sus ojos se abren cuando tocas el secreto

Sus labios temblorosos sin encontrar palabras

 

La forma de sus orejas que escucha la voz del deseo

Su estilo de pensar, como elegir sus palabras

 

"TU" siempre está mirando de su amante

Demasiado y "TU" solo puede verle a su amante

 

Estás idealizado en la imaginación de "TU"

Hasta insustituible y absoluto

 

Completamente conozco a "TU"

"TU" te ama más de lo que tú amas "TU"

 

Tengo miedo cuando leo tu poema

Mi corazón está gritando que SOY "TU"

yachishuso

 

 

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Noche de boda

2021-10-07 00:37:45 | 

Noche de bodas

 

yo estaba esperando

Esta noche, fluye mi sangre

yo estaba esperando

Esta noche, me voy a romper

 

Desde el dia que te ví

No quiero ser mi mismo

Desde el dia que te ví

Conocía la alegría de ser culpado

 

Cuando me metes

una emoción ardiente, soy yo

Cuando me metes

un deseo insoportable, soy yo

 

Como lo que esperaba

No necesitas mi nombre para llamarme

Mas de lo que esperaba

Llámame con una palabra nuevo


yachishuso

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Celo nuevo

2021-10-04 15:40:00 | 

Celo nuevo

 

Escribes una carta a él.

Pero tus palabras no alcanzan a él.

 

El tiene algo que le gusta más que las palabras.

El placer del cuerpo que vos volvía locos.

 

Eso te aflige. No puedes olvidarlo tampoco.

Aquella sensualidad que no puedes expresar con palabras.

 

Y también me aflige.

Lo mismo sucedió entre él y yo.

 

Entiendo todo.

No tengo que leerla.

 

¿Y por qué?  De repente, como fuego, te deseo.

A ti que escribes una carta a tu novio mientras sufres.

 

¿Es un celo nuevo?

Te quiero escribir una carta : te amo.

yachishuso

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