日々是好日・スローライフ(寅さんの柴又から発信)

・日常・創る・彩る・考え・綴る
・フジノ会・探検団・かめの会(俳句)
・家庭菜園 ・ めばえ・成長・収獲

NHKラジオ深夜便の「みそ汁の歌」を聴いて思うこと

2021年08月09日 | 報   NHKラジオ深夜便

日本人なら忘れちゃ困る

おふくろの味「みそ汁」ウンダ~ウンダ!!

 

7日午前3時、NHKラジオ深夜便に聞き入っていた。

イヤホーンから流れ音楽が、千昌夫の歌が対面で歌っているような錯覚囚われた。。
千昌夫の独特の田舎喋りに魅了され、曲に酔いしれ不思議な深夜のラジオでした。

「みそ汁の歌」を聞いて・・・「母ちゃん」➡おふくろの昔を連想していた。

 

千昌夫、みそ汁の歌 - YouTube 

 

 

 

 1年間の学校生活を終了し、都内各地に配属され、寮生活に入った未だ右も左もわからない新米の頃でした。

田舎埼玉の山奥では、寒さを肌で感じる頃であった。12月の初め田舎より郵便小包が届いた。

新マイの寮生であり、廊下の片隅の薄暗い奥で小包を開いた。

『サツマイモの切干』と『吊るし柿』が、小さな菓子箱に詰め込まれてあった。

…と、同時に「切干とつるし柿!」の間に、新聞紙に巻かれた”柿の葉”が封筒に入って4~5枚入っていた。

上京してからの親からの初めての小包であった。

その封筒の柿の葉と一緒に、たどたどしい手紙が4つに折られて入っていた。

 


『吊るし柿は正月用に作ったもんです。寮の皆さんと食べて下さい。
柿の葉は、山里の柿の木から拾ってきたものです。
ホラ・・・・お前が柿木に登ったとき、枝が折れて下に落ちたことがある、あの柿の木の葉っぱです。
吊るし柿もその木から採って干し上げたものです……。』

上司のお教えをよく聞いて、一人前の社会人になりなさい。つるし柿に挟まれた湿った手紙だった。
 3人兄弟の末っ子で、貧農の山里から出てきたお尻の青い若造でした。

みんなと分け合ってふるさとの味を食べた。



 この切干とつるし柿を食べて田舎人に帰り、チョット大人になった気分なっていた。


 田舎のお袋の「母ちゃん」からだと、寮の「おばさん」にも干し柿を渡した。
そんなとき田舎話をすると、後ろ姿から「おふくろ」の姿を感じる風情が漂ってきた。
この寮の「おばさん」3年お世話になり、勤め先の関係から他へ移った。


 すべてを育ててくれ、東京へ送り出してくれた「母ちゃん」も88歳で逝った。
 やっぱり軒下につるしカキが干されるころだった・・・・・。


我も年を重ね、そんな年頃に近づきし頃、千昌夫の「みそ汁の歌」を聞いていたら走馬灯のごとく右から左・左から右へ・・・・頭をよぎった。

「母ちゃん」が作った味噌汁、世界一!!

 


お袋が作った味噌汁!!

 

 

 

 


しばれるねぇ・・・冬は寒いから味噌汁がうまい

うまい味噌汁 あったかい味噌汁

これがおふくろの味なんだねぇ

 

へぇ~そうかい おまえも田舎の山の中の生まれか

気持ちはわかるが おせえない方がいいな

やめろ あんな甘たるいもの好きな女

何がポタージュだい みそ汁の好きな女じゃなくちゃぁ!!

寝るのはフンドシ 下着もフンドシ

ご飯のことをライスと言うんじゃあないよ

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

日本人なら忘れちゃ困る

なんだかんだと世の中は 腹が立つやら 泣けるやら

どこへ行ったか親孝行 まるで人情  紙風船

わすれちゃならねぇ 男意気

おふくろさんの味噌汁が食いたいなぁ・・・かあちゃ~ん!!

 

 


在りし日のお袋、88歳で逝った。
田舎の隣のおばさんと「母ちゃん」右、歳はとっても親は親

 

 

 

 

味噌汁の香の何處より夜の秋
             家族で囲むお袋の味 (縄)

 

 

 

 

コメ欄はopenです。


コメント (18)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 瞬時の右か左 | トップ | 蝉取り・蝉時雨 »
最新の画像もっと見る

18 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
しんみりとしました (どんこ)
2021-08-09 10:20:30
一編の短編小説のような気がして拝読しました。
このお母さんへの想い、ご浄土へきっと届きますよ。

台風9号は一応ちゃんと備えをしましたが
こちらは風雨ともひどくはなくほっとしています。
今年は気温が高く、多くの台風の襲来が予想されています。
コロナも台風も要らないのですが・・・。
返信する
Unknown (yamasa)
2021-08-09 10:38:21
昔の良き日本を感じますね。
今とは違って、ゆくっり時代が流れていた様な気がします。
現在は、情報社会で早いもの勝ち、儲けるためには詐欺まがいの事もする。
昔の良いものは残して行って欲しいです。

お味噌汁、家庭の味ですね。
優しそうなおばあちゃんが素敵です。。。(^ε^)♪ 
返信する
Unknown (kazuyoo60)
2021-08-09 10:39:52
味噌汁、母が病気がちだったので父が作ってくれたり私が作ったりでした。
薪を燃料にですね。私の小さい時にもおくどさんがありました。
お母様と隣のおばさん、仲良くお萩作りです。美味しかったでしょう。
返信する
こにちは (ころん)
2021-08-09 15:51:08
在りし日のお袋っさん、
素敵なお写真が残ってるのですね、
おふくろの味い何時までも懐かしんでくださいませ、
素晴らしいお写真です。
返信する
味噌汁 (ヒキノ)
2021-08-09 17:36:54
信州味噌の本場育ちです。
家業は田舎の、醤油、味噌作り、麹造り。戦後、廃業。麹造りの委託、味噌球の委託など。味噌作りは細々と通信販売のお客様に続けていました。今は何もありません。
四男坊の私でも味噌作りのノウハウはあります。
昔ながらの豆を煮て塩と麹を混ぜて大樽に入れて自然発酵させて1年。天地返しをして1年。
今の工場生産は温度調節で早期発酵。コスト安い。

田舎の味噌汁は具だくさんでおかず代わり。
都会の味噌汁は具が一品、味噌の香りがイイ。

田舎者ですが今は都会型のほうが好き???
返信する
お母さん (とんちゃん)
2021-08-09 18:29:35
こんにちは~♪
いやぁ~縄文人さんを育てられたお母様ってどのようなお方なんだろうと思っていましたが・・・
上品で素敵なお母様ですね~
ご主人を戦争にとられて・・・女手一つでお子たち3人を育てられた、芯のしっかりされた優しい方だったのですね!
荷物に添えられたお手紙・・・いいですね~ホロッとしました。
私もこのブログを拝見した後、寮生活を送っていた時の、母からの手紙を出してみました。
私の母は、87歳と10カ月で逝きました!
返信する
Unknown (元気ばば)
2021-08-09 20:11:40
午前3時
起きている?
今の味噌汁はドライフード
お湯を注ぐと ぱ~~と具が広がります。
皆 同じ味がおふくろの味の時代になりました
返信する
お母様 (oko)
2021-08-09 23:16:02
「みそ汁の歌」を聞いて・・・「母ちゃん」➡おふくろの昔を連想していた。↑
懐かしいお写真を拝見させて頂きながら、お母様にお心を
寄せていらっしゃる優しい気持ちに感動いたしました。
お母さん程恋しい人はいませんね。
お母様のご冥福をお祈り申し上げます。

「みそ汁の歌」我が町内会会長の18番です。
最近は聞くことができませんが、早くカラオケ同好会の復活を願っております。
返信する
どんこさん (縄文人)
2021-08-10 05:33:28


お早うございます。
今朝の風は、台風の余波かチョイト風が強く部屋に吹き込む風が、あまり湿度がなくさわやかです。
短編小説???イヤハヤお恥ずかしい…です。
台風が、九州天草方面へ上陸とのことでしたが、「備えあれば憂いなし!」バッチリでしたか。

最近の気象は気まぐれが多いようです。
予想がつかないほど、日本列島に3つも台風が天気図に描かれたのには、??ちょいと戸惑いました。
返信する
yamasaさん (縄文人)
2021-08-10 05:38:16


お早うございます。
吹き抜ける風は早朝のせいか爽やかです。

味噌は健康の栄養素…なんて田舎では味噌も自宅で月、野菜をいっぱい鍋で煮てたくさん食べさせられました。
みそ汁の中に今年はトマトがたくさん穫れたので入れましたが、案外美味しかったです。

返信する

コメントを投稿

報   NHKラジオ深夜便」カテゴリの最新記事